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イスラエル首相、23日に米大統領と会談 訪米に出発へ、ガザ問題を協議

産経ニュース / 2024年7月22日 9時38分

【カイロ=佐藤貴生、ワシントン=大内清】イスラエルのネタニヤフ首相は22日、米国訪問に出発する。ロイター通信によると、23日にバイデン米大統領と会談する見通しで、24日には米議会の上下両院合同会議で演説する。パレスチナ自治区ガザでイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘が続く中、最大の後ろ盾である米国の支援を固める狙いがある。

2022年に首相に復帰して以来、ネタニヤフ氏が米ホワイトハウスを訪れるのは初めて。ハリス副大統領とも会談する予定だ。

ハマスとの戦闘を巡るネタニヤフ、バイデン両政権の関係は良好とは言いがたい。バイデン政権はガザで民間人の犠牲が深刻化した昨年末以降、標的を絞った精密攻撃への移行を求め、今年に入ってからは停戦の受け入れを迫っている。

一方、ネタニヤフ政権は「ハマスに軍事圧力をかけることが人質解放につながる」とし、バイデン政権が難色を示したにもかかわらず、5月上旬にガザ最南部ラファの攻撃に着手した。米国が仲介に加わる3段階の停戦案への同意も見通せない状況だ。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は19日、米コロラド州で開かれたアスペン安全保障フォーラムで首脳会談の見通しに言及。会談では停戦案のうち、6週間の停戦や人質の一部解放を定める「第1段階」から、残りの人質解放やイスラエル軍のガザ撤退、恒久的な敵対行為の停止などを実現する「第2段階」に移行する上での「技術的な問題」が主に話し合われるとの見方を示した。

バイデン氏は11月の大統領選から撤退することを21日に表明した。米政権のレームダック(死に体)化が懸念されており、協議を前進させられるかは不透明だ。

ネタニヤフ氏の米議会演説への招待は、民主党のバイデン政権によるイスラエル支援が不十分だと主張する共和党が主導した。共和党のトランプ前大統領は1期目在任中にネタニヤフ氏と蜜月関係を築いた経緯がある。

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