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米中露、イランに自制要求 イスラエル攻撃は「暴力の連鎖」につながると懸念

産経ニュース / 2024年8月7日 21時13分

【カイロ=佐藤貴生】イランや親イラン民兵組織が近くイスラエルを攻撃するとの観測が出るなか、ロイター通信は6日、ロシアのプーチン大統領がイランの最高指導者ハメネイ師に民間への被害を防いで抑制した対応を取るよう求めたと報じた。プーチン氏の意向は5日、イランで政府高官らと会談したショイグ露安全保障会議書記が伝達したという。

中国の王毅(おう・き)共産党政治局員兼外相は6日、エジプトとヨルダンの外相と電話会談し、中東の緊張激化を避けることが重要だという考えを示した。

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報によると、王氏はイランで7月末に起きたイスラム原理主義組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏の殺害を「強く非難する」とした。一方で、イランなどが殺害にイスラエルが関与したと断定して報復を言明したことについては、「暴力の連鎖につながる」と述べて懸念をにじませた。

ブリンケン米国務長官は5日、「全ての当事者は緊張激化を回避すべきだ」と述べた。イランが接近を強める中露も米と足並みをそろえ、事態の沈静化を求めた形だ。

国営イラン通信は7日、イランのバゲリ外相代行がイスラム協力機構(OIC)の緊急外相会合が開かれるサウジアラビア西部ジッダに出発したと伝えた。

会合はイランの要請に基づいて開かれる。バゲリ氏らはイスラエルによるハニヤ氏の殺害はイランの国家主権の侵害に当たるとして非難し、イスラエルへの攻撃に対するイスラム諸国の支持を獲得する狙いとみられる。

イスラエルはハニヤ氏殺害への関与の有無には言及していない。

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