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ガザ停戦に向け間接協議が再開 ハマスは不参加 戦闘による死者は4万人超に

産経ニュース / 2024年8月15日 21時28分

【カイロ=佐藤貴生】イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの停戦を目指す間接協議が15日、カタールの首都ドーハで再開された。ロイター通信によるとハマスは協議に加わらないが、イスラエルの対応次第では協議後に仲介国と話し合う姿勢を示している。

協議の行方は、パレスチナ自治区ガザの戦闘が広域に拡大するか否かにも影響を与えそうだ。イランは7月末に国内で起きたハマスの最高指導者殺害にイスラエルが関与したと断定。停戦を巡る協議が失敗したり引き延ばされたりしたら、親イラン民兵組織とともにイスラエルを直接攻撃すると警告している。

協議再開は米、カタールなど仲介3カ国がイスラエルとハマスに呼び掛けた。15日は米、イスラエル、エジプトの情報当局者とカタールの首相が参加した。バイデン米大統領が5月末に示した停戦案が交渉の柱。ハマスは新たな協議に入るよりイスラエルに過去の合意を履行させることが先決だとし、再開に消極的な姿勢を示していた。

一方、ガザ当局は15日、昨年10月に始まったイスラエル軍とハマスの戦闘によるガザ側の死者が4万人を超えたと発表した。

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