村上春樹さん、今回もノーベル文学賞逃す 母校の同級生ら「残念」「来年こそ」

産経ニュース / 2019年10月10日 23時22分

2018、2019年度のノーベル文学賞に村上春樹さんの名前が呼ばれず、険しい表情を見せる西宮市立香櫨園小学校に集まった同級生や小学校の教職員ら=10日午後8時10分、兵庫県西宮市(寺口純平撮影)

 10日、スウェーデン・アカデミーが発表した2018年と19年のノーベル文学賞。村上春樹さんはいずれも受賞できず、地元・関西の同級生やファンらは肩を落とした。

 村上さんの母校、兵庫県西宮市立香櫨園(こうろえん)小学校にはこの日午後7時ごろから同級生や地元住民ら計約20人が集まり、インターネット中継を見ながら朗報を待った。

 6年生のときに同じクラスだった内堀均さん(70)は「残念。でも、来年の楽しみにしておきます」と話し、「村上さん本人がノーベル賞に対してどう思っているかは分からない。でも、受賞すれば香櫨園小の子供たちはもちろん、未来を担う日本の子供たちにとってプラスになる。ぜひ早く受賞してほしい」と期待を寄せた。

村上春樹さんのエッセーにも登場する神戸市中央区のイタリアンレストラン「ピノッキオ」には10日、2年ぶりに春樹ファンら18人が集結。またしても受賞はならず、“ハルキスト”らはため息を漏らした。

 札幌市から来た自営業、真野修三さん(60)は「2年分の期待を込めてきた。今回は絶対とると思っていたので、受賞できなくて残念」とし、「村上春樹の小説は登場人物の人生を描き出し、個々の読者に訴えかける魅力がある。来年は必ず受賞すると信じ、また聖地のピノッキオに集まりたい」と話した。

 村上さんの母校・兵庫県立神戸高校(神戸市灘区)には、同窓会や学校関係者ら約20人が集まった。こちらも「今年こそは」の思いが強かっただけに、落胆が広がった。

 村上さんも所属した新聞委員会の現部長で2年の小武内理世さん(17)は「今回は受賞できるかもと思っていた。来年は取ってほしい」。同校の同窓会長、井堂信純さん(77)は「長年待ち望んでいたので、(結果には)虚脱状態。残念でならない」と悔しがった。

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