【児童書】『ハロウィンのかぼちゃをかざろう』ほんわか温かく、妖しげに

産経ニュース / 2020年10月18日 14時2分

ハロウィンのかぼちゃをかざろう BL出版社

 日本でも定着したハロウィーン。街のあちこちでカボチャの飾りを目にするこの季節、子供に「あのカボチャは何?」と聞かれたら、お父さん、お母さん。何て答えましょう。

 本書はハロウィーンについて、実はよく知らない親子におすすめしたい一冊。昨年英国の出版社が手がけた絵本を、自身も作家、画家として絵本や児童書を世に出している翻訳家のなかがわちひろさんが訳した。

 欧米の子供たちのハロウィーンの日の過ごし方を描いている。農家の畑に巨大なカボチャを買いに行き、家に帰ったらへたを切って、スプーンでゴリゴリ、種とわたを取りのぞく。思い思いの顔を描いて、目、鼻、口をくりぬいたら、おなじみの「ジャック オ ランタン」の完成だ。

 灯をともされたカボチャが、自分の役割を子供たちにささやきかけるシーンがハイライト。

 ほんわか温かく、でもちょっと妖しげなハロウィーンのムードを豊かな色彩で表現したイラストは、どのページも見ていて飽きない。(パトリシア・トート文 ジャーヴィス絵 なかがわちひろ訳 BL出版・1600円+税)

 篠原那美

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