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「津波注意報」ってどんな情報? 出された時の対応は?静岡地方気象台に聞く

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2023年10月10日 18時10分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

10月9日、太平洋沿岸の広い範囲に発表された「津波注意報」 そもそも、今回出された津波注意報とはどんな情報なのでしょうか。

10月5日と9日、鳥島近海を震源とする地震により津波が発生し、気象庁は太平洋沿岸に津波注意報を発表しました。立て続けに発表された津波注意報。そもそも津波注意報とはどのような情報なのでしょうか。静岡地方気象台の担当者は…。

(静岡地方気象台 山下 慧さん)

「日本の沿岸部に津波予報区を設けていて、その予報区の中で予想される津波の高さが20cm以上1m以下の場合に、津波注意報を発表します」

9日、60センチの津波を観測した伊豆諸島の八丈島では、漁船が転覆するなどの被害がでました。特に沿岸部に近いところにいる人は、決して”注意報”とあなどらず、すばやい避難が重要だと話します。

(静岡地方気象台 山下 慧さん)

「河川や沿岸部にいる人は速やかにその場を離れ、高台などの安全な場所に避難してください、津波の高さが50cmの場合でも、足がすくわれて人が流されてしまう可能性があり、かなり危険。あなどることなく、すぐに高台などの安全な場所に避難するようにしてください」

また気象庁では、3年前から、津波に関する情報が出た場合、海水浴場や沿岸部にいる人を対象に、「津波フラッグ」と呼ばれる紅白の旗を用いた避難の呼びかけを始めました。これは、波により音が聞き取れない遊泳客や、聴覚に障害のある人などを対象としているということです。

(静岡地方気象台 山下 慧さん)

「海水浴場や海岸付近で赤と白の格子模様の津波フラッグを見たら、速やかに避難を開始してください」

(伊藤 薫平 アナウンサー)

ここで取材にあたっている宮下記者と気象庁が発表する津波に関する情報を整理します。まず、どのような情報があるのでしょうか?

(宮下 楽 記者)

予想される津波の高さが高い順に「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」と3種類あり、数値で発表する場合は10m超・10m・5m・3m・1mの5段階で発表されます。今回、発表されたのは、一番下の「津波注意報」で予想される津波の高さが20cm以上1m以下の場合に発表されます。

(伊藤 薫平 アナウンサー)

津波注意報が発表された場合とるべき行動を改めて説明してください。

(宮下 楽 記者)

海の中や近くにいる人はただちに避難してください。また、9日のように接岸していた船を転覆させるような力もあります。決して海岸に近づかないことが必要です。静岡地方気象台の方の話にもあったように「津波の高さが50cmの場合でも、足がすくわれて人が流されてしまう可能性もあり、かなり危険」ということで油断は禁物です。

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