【衝撃】首相“岸田派解散”表明…静岡県内議員や他派閥などへの波紋は？

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

自民党派閥の政治資金をめぐる事件で、首相が岸田派を解散すると表明し波紋が広がっています。

二階派も解散する方針を示し、このあと安倍派が議員総会を開きますが…どのような結論を出すのか？解散を提案している県内議員は・・

18日夜、首相が「岸田派」を解散する意向を表明し、永田町は騒然。岸田首相は19日朝も…

（ 岸田首相）

「政治の信頼回復のために、宏池会（岸田派）解散するということを申し上げました。ただ、他の派閥のありようについて、何か申し上げる立場にはないと考えています」

「政治の信頼回復のために岸田派を解散する」と話しました。

自民党派閥のパーティ券をめぐる事件では、東京地検特捜部は、これまで派閥の幹部や多くの所属議員に任意で事情聴取を続け、収支報告書への不記載が組織的に行われていたのかどうかなど、実態解明を進めてきました。

特捜部は19日、安倍派と二階派の会計責任者を在宅起訴、岸田派の元会計責任者については略称起訴しました。

解散の理由について、総理周辺は「政治資金の問題で、岸田派も、立件されることになったのでけじめをつけた」と話しています。

岸田派には静岡県内から静岡1区の上川陽子外相と、静岡4区の深沢陽一外相政務官が所属しています。会見で上川外相は、首相が「岸田派」を解散する意向を示したしたことについて聞かれると…

（上川陽子 外相）

「信頼回復に向けた取り組みについては、様々な角度から検討し、しっかりと説明をしながら実施していくことが必要ではないかと思っている。 私自身の立場で申し上げるということについては、外務大臣の立場ということでありますので控えさせていただきます」

安倍派を中心に揺れた派閥の政治資金パーティーをめぐる事件。特捜部は、収支報告書に記載のないキックバックを受けていたことが分かっていた、“安倍派”の塩谷座長のほか、事務総長関係者などの7人については、立件を見送りました

比例東海ブロック選出で静岡8区の塩谷立座長はこれまで、政治資金をめぐる問題について「精査中」と繰り返し、詳しい説明は避け続けています。

（安倍派 塩谷 立 座長）

「国民の皆様に政治不信を招いたこと心からお詫びを申し上げます」

Q:（キックバックについて）分からないということでしょうか？

「現在精査中です。」

（安倍派 塩谷 立 座長）

Q:説明の時期はいつになるのでしょうか？

「・・・（無言）」

“不起訴”が決まり、今後本人からの説明はあるのか？塩谷座長の地元、浜松の有権者は、説明を避けてきたことに対し不信感を募らせています

（浜松市民）

「悪いことしてるから説明できないんじゃないか。選挙のときにはいい顔をしているけど誰を信用していいか分からない」

「他の議員も言わないしいい、加減なことがまかり通っている」

19日午後、都内では、県内選出の細野豪志衆院議員や若林洋平参院議員などが所属する「二階派」が臨時の議員総会を開き、派閥を解散する意向が示されました。

一方、安倍派は、このあと臨時の議員総会を開く予定で、安倍派の幹部は「派閥を解散することも選択肢のひとつだ」と述べるなど、解散論も出ています。

今週、自民党の「政治刷新本部」で安倍派の解散を提案した比例東海ブロック選出で静岡3区の宮沢博行衆院議員。

（安倍派 宮沢 博行 衆院議員)

「私は派閥に残り派閥を介錯する、安倍派を介錯する、そういう覚悟ものべさせていただきました」

19日午後3時半、総会が行われる都内へ向う宮沢議員を直撃すると・・

（安倍派 宮沢 博行 衆院議員)

「自民党内や政治関係者、全てご迷惑をかけている事案。発端は我々安部派なので、きちんとけじめをつけないといけない。安倍派の解散・解消はやむを得ない選択肢かなと思っている。誰かに責任を負わせるのではなく、みんなで責めを負わなければいけない。だから私は解消じゃなければいけないと言いたい」

安倍派の総会では一体どのような話し合いが行われるのか。そして、総会後に塩谷座長からの説明はあるのか注目が集まります。

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