【静岡市女性殺害遺棄】全面無罪主張の被告…裁判長はすべての罪を認定し懲役１８年の実刑判決（静岡地裁）

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

2022年、元交際相手の女性を殺害した罪や静岡市内の山林に遺体を遺棄した罪などに問われ、被告が全面的に無罪を主張していた裁判で、14日 静岡地裁は被告に対し懲役18年を言い渡しました。

判決を受けたのは元交際相手を殺害し遺棄したなど4つの罪に問われている住所不定・無職で38歳の男の被告です。

起訴状などによりますと、被告の男は、2022年1月、静岡市内で元交際相手の当時37歳の女性の首を圧迫して殺害し、遺体を山林に遺棄した上、女性のスマートフォンを盗みインターネットバンキングにアクセスし、計300万円を自分の口座に不正送金した罪に問われています。

この裁判では被告の男が起訴内容を全面的に否認していて、1月17日 午前4時半までの間に女性が殺害され遺体が遺棄されたかどうかが主な争点となっていました。

14日、静岡地裁の國井恒志裁判長は「女性を殺害できるのは一緒にいた被告人のみで、300万円の送金があったこと からも常識的に考えて被告人が犯人」などとすべての罪を認定し検察の求刑通り、被告の男に懲役18年の実刑判決を言い渡しました。