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【静岡県知事選】立候補表明した大村慎一氏がスタジオ出演➀元副知事…どんな人?力を入れたい政策は?

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年4月26日 18時10分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

(川勝知事)

「6月議会をもって、この職を辞そうと思っています…以上です」

4月2日、川勝知事の突然の辞職表明で大きな転換期を迎えた静岡県政。新しい知事を選ぶ選挙は5月26日と決まり、異例の超短期決戦に。そこに名乗りを上げたのは…

元県副知事の大村慎一氏

「オール静岡で取り組んでいきたい」

前浜松市長、鈴木康友氏

「オール静岡で県の発展を担っていきたい」

共産党の森 大介氏。

「県民の命を守り希望の持てる県政」

3つ巴になった知事選。政策の違いはどこにあるのでしょうか?

大村氏は、静岡市出身の60歳。総務省の元官僚で、静岡県庁に3年ほど出向。総務部長を務めたほか、2010年から約2年間、副知事を務め川勝知事のもとで働きました。

(大村 慎一氏)

「本当に困ったことになっております、川勝知事の突然の辞任、これまでの極めて色々な課題どんどんやっていかないといけないのに止まっております」

県政を立て直したいと出馬を決めた大村さん。官僚時代の経験をいかし、防災対策に力を入れたいと話します。

(大村 慎一氏)

「道路がちゃんと通っていないと地震のときに全国から応援がきても現地に入れないんですね」「インフラの老朽化が進んでいることに対してしっかりと手当てをしていく出来ていないのではないか」

自民党県連からの推薦も決まり、立候補に向け県内を駆け回る大村氏がスタジオに生出演、県政の未来について熱く語ります。

【スタジオ】

(徳増 ないる キャスター)

あらてめて紹介します、元副知事の大村慎一さんです。よろしくお願いします。

(大村 慎一氏)

「よろしくお願いします」

(津川 祥吾アンカー)

大村さんは川勝知事が辞職を表明してからすぐに出馬を表明された、川勝知事が辞職を表明したのが4月2日、大村さんが出馬を表明したのはその6日後の8日なんですが、これは、もともと出る準備をされていたということですか?

(大村 慎一氏)

私は県を離れましてから12年間くらい経っておりますが、その都度ずっと静岡県政につきまして、総務省ですので、仕事の中で関わってまいりました。ですからずっと考えてはいたのですけれども、いざ出るかどうかということは、直前までまったく決断できていませんでした。

(津川 祥吾アンカー)

では、出るつもりで待っていたというのでは必ずしもなかったということですね。

(大村 慎一氏)

ただ、川勝知事の辞任によってですね、県政の混乱が極みに達したという思いがあるので、ここはもう決断するしかないと、県政への憂いの思いが最大限になったということです。

(徳増 ないる キャスター)

まずは大村さんのプロフィールをみていきます。

大村さんは静岡市駿河区出身の60歳。静岡高校から東京大学に進み、卒業後に自治省、現在の総務省へ入ります。2009年に静岡県に出向し県の総務部長、2010年からは約2年間、副知事を務めました。そして2023年、総務省を退官しました。

趣味は、「料理」と「花の手入れ」で、座右の銘は「一隅を照らすこれ国の宝なり」ということです。

(津川 祥吾アンカー)

大村さん、座右の銘は「一隅を照らす…」これはどういう意味ですか?

(大村 慎一氏)

これは天台宗の最澄法師の言葉だと思うのですが、「一隅を照らす」というのは、世の中に知られていなくても、誰かのために一生懸命に働いている方、そいう方こそ国の宝だと、そういう言葉ですので、静岡県内にも、皆のために必ずしも評価されなくとも一生懸命働いている方、そういう方がいっぱいいらっしゃると思います。そういう方に頑張っていただけるような、励ますような県政にしたいという思いです。

(津川 祥吾アンカー)

それはやはり県民お一人お一人を大切にする県政ということですね。

(大村 慎一氏)

私が一番やりたいのはそういう県政です。

★ ご回答

(徳増 ないる キャスター)

そんな大村さんに、趣味に関する写真を撮ってきていただきました。それがこの2枚なのですが、にこにこしながらお料理をされていますが、これは何を作っているんですか?

(大村 慎一氏)

え~、カレーを作っているんですが、カレーとかパエリアとか家族が喜んでくれるので、この写真は娘が撮ってくれたんですが…そういう写真です。

(徳増 ないる キャスター)

ほのぼの温かい雰囲気が伝わってきますけれども、こちらは花の手入れをしているところですが、これは…

(大村 慎一氏)

これは実家の花、マーガレットですけれど、そんな難しい花を育てているわけではないのですが、花は大事に育てれば応えてくれるので、それが嬉しい、ささやかな喜びです。

(津川 祥吾アンカー)

ネクタイはいつも締めているわけではないのですか?

(大村 慎一氏)

これはたまたま仕事のついでにやったことで…

(津川 祥吾アンカー)

アニメもお好きと伺っていますが。

(大村 慎一氏)

私は静岡(出身)なので、「ちびまる子ちゃん」とかアニメも好きなんですけれども、最近のアニメ…例えば「葬送のフリーレン」などは、詳しく言うと1時間くらいかかるのですが、魔族とフリーレン、エルフという生き物の戦いなのですが、そういう戦いを通して、人間性だとか、人間の温かみだとか、人間を描いているということですごくうまくできているんですね、見ているとなぜか涙が出てくるような、そういうアニメです。

(徳増 ないる キャスター)

そんな一面もある大村さんですが、ここから本題に入ります。4月15日に発表した基本政策です。

「有言実行」のスローガンのを掲げまして、防災・危機管理や経済・所得、子育て支援、教育など10項目、プラス1として、トップセールス&対話と実行というワードを掲げています。

(津川 祥吾アンカー)

当然、県政ですから、たくさんの政策にわたっての公約が出てくると思いますが、この「有言実行」ですよね、特に実行していかなければならないということに関しまして、あれもこれもやりますとは…なかなか言いにくい部分があると思うのですが、特に一番最初にあげている防災・危機管理、これで実行として何をあげますか?

(大村 慎一氏)

能登半島地震もありましたので、非常に県内に危機感が高まっていると思います。具体的には防災ではハードとソフトがあると思いますが、ハード面ではやはり平時と有事のつなぎが必要なので、有事のために、普段から渋滞対策のような形で道路をしっかりと整備していくと、例えば伊豆縦貫道などは「くしの歯」道路の骨になりますから、しっかりと整備していく、それで観光にも使えますし普段は渋滞対策になると、有事の時は救助に使いますから非常に重要だと思います。ソフトについていうと、全国から応援に来ていただけるような連携を普段からとっていく、避難所などを十分整備していくということが必要だと思います。

(津川 祥吾アンカー)

「半島防災」という意味で伊豆半島の方々皆さん非常に心配されていますが、伊豆縦貫道…たとえばいつまでに(完成させる)というのがありますか?

(大村 慎一氏)

いま、伊豆縦貫道の整備の期限ってあまり明確になっていないと思うのですが、それを私が(知事に)就任したら、私が36年間培った国のいろいろなネットワークを使って早期整備を図っていきたい。急ぐということですね。

(津川 祥吾アンカー)

伊豆湘南道路についてはどうでしょうか?

(大村 慎一氏)

それについても、なるべく早く手掛けていくということです。ですから、骨をちゃんとしながらく「くしの歯」のところもしっかりとやっていということです。

(津川 祥吾アンカー)

もうひとつ「静岡デジタル大学」をやりたいと言っていましたが、これはどういうことでしょうか?

(大村 慎一氏)

いま、どこに県内お話を伺っても人手不足という話があります。私の実感は、これまで少子高齢化といってきましたが、本格的に人口減少になってきたということだと思います。そういうなかで何が解決できるかというと、生産性を向上させるということだと思うので、そのためにはデジタルの象徴される新しい技術を、静岡県内の企業、それから行政もそうですが、どんどん導入していくことによって人手不足も解消しながらもっと成長できるとだと思うので。

(津川 祥吾アンカー)

人口減少対策で…といういことでしょうか

(大村 慎一氏)

人口減少のなかでの静岡県の活力を取り戻すためのカギがデジタル技術といった先端技術になると思います。

次の知事が注目されるのは15年続いた川勝県政をどう評価し、次につなげるのかまた、川勝知事が残したリニア問題をどう解決するのでしょうか?

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