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【新たな静岡県政へ始動】鈴木康友新知事が初登庁し公務スタート…就任式で改めて「オール静岡」を強調

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年5月29日 17時39分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

鈴木康友新知事が、5月29日 静岡県庁に初登庁しました。初めての会見では、地域による偏りがあった選挙結果を踏まえつつ、改めてオール静岡で幸福度日本一を目指すと述べました。

29日 9時ごろ、県庁の正面玄関では…。

鈴木康友新知事が初登庁。車から降りると県の職員から花束が渡されました。選挙戦ではTシャツにジャケットなどの活動的姿だった鈴木新知事。けさはネクタイを締めたスーツ姿で登場すると、多くの県の職員に出迎えられて県庁に入っていきます。向かったのは、知事室です。任期の4年間を過ごす部屋に足を踏み入れます。机にはすでに「知事 鈴木康友」と書かれた真新しい名札が用意されていました。

(鈴木 新知事)

「あっ座った方が良いですか」

(記者)

Q.「いま鈴木康友知事と書かれた席に座りましたがいかがですか?」

(鈴木 新知事)

「そうですね、あらためて身が引き締まる思いでございまして、これからしっかり仕事をしていかなければならないなというふうに決意も新たにしています」

学者出身の川勝前知事が15年間過ごしていた知事室。2023年12月に私達が訪れたときは、本棚もビッシリでしたが…。29日は片づけられた様子も見てとれました。記者からは川勝前知事に絡んだ質問も…

(記者)

Q.「川勝前知事はいつも知事室のドアはオープン空いているとおっしゃっていたが、鈴木知事はいかがですか」

(鈴木 新知事)

「あっそうですか、そこまで考えてはいませんでしたがオープンな形でいいかなと思います」

その後は、就任式が開かれ、県の幹部職員らを前に訓示しました。

(鈴木 新知事)

「みなさまおはようございます。このたび静岡県知事に就任しました鈴木康友でございます」「しっかりと重責を担ってスローガンであります『オール静岡』で幸福度日本一の静岡県を目指すということで、みなさんとともにさまざまな取り組みをして参りたいと思います」

改めて強調した「オール静岡」のスローガンにも関わらず、選挙戦では市町別の勝ち負けが地域ではっきりと分かれました。鈴木新知事は、大村氏に中部・東部では全敗。その結果についても触れていきます。

(鈴木 新知事)

「みなさまご承知の通り今回の選挙では地域性が如実に現れました。県西部と県中部・東部では大きく票の出方が変わりました」「もちろん(浜松)市長時代は、当然、私は浜松市政に対して責任をもつということで、そこに全力を投入しましたが、これからは中部の鈴木康友であり東部の鈴木康友であり、そして静岡県の鈴木康友でありということで、県全体の政策に責任もっていかなければならないとその自覚をもって臨みたいと思います」「仕事を通じて中部・東部のみなさまのご理解をいただいて参りたいと思います」

またこのほか「税金を1円たりとも無駄にしない」と述べ、「前例を踏襲せずチャレンジしていこう」と、職員に呼びかけました。

午後には、初めての記者会見に臨んだ鈴木新知事。

今後すぐに取り組みたい県政課題について問われると、「議会と連携を取りながら、県民の関心が高い産業政策に取り組みたい」と説明しました。

(鈴木 新知事)

「今回の選挙を通じて非常に県民の関心が高かった産業政策・経済政策の分野があるので、私のいままでの経験も生かしながら産業政策などに力を入れていきた。スタートアップの育成や企業誘致など、あるいは第一次産業などの振興、観光振興、あらゆる分野の産業振興に取り組んでいきたいし、リニアや野球場など個別問題に対してもしっかりと取り組んでいく、そのためにも、議会などとまずはコミュニケーションをしっかりと図っていくことが必要だと思う」

また、今回の知事選で争点の一つとなったリニア問題についての質問が相次ぎました。鈴木新知事は、JR東海や大井川流域市町との対話を大切に事業を進めていきたいと前向きな姿勢を示した上で、川勝前知事との対立がみられた沿線各県の知事との連携に自信を見せました。

(鈴木 新知事)

「県とJR東海、国、大井川流域市町と連携のもと、一つの課題をクリアしていくことが大事なので、まずはそうした体制作り、そのために各主体とのコミュニケーションをとっていくことで、JR東海の社長や国交省とも早く会ってコミュニケーションをとっていきたい」「関係する沿線の皆さんとコミュニケーションを密にして連携していくことが大事なので、そこはや

っていきたい。幸いなことことに、神奈川県の黒岩知事、山梨県の長崎知事、愛知県の大村知事とも昔から非常にじっこんなので、いいコミュニケーションがとれると思っている」

そして、記者からは「川勝県政への評価」についての質問も。鈴木新知事は、「発信力」などを評価した一方で、「議会との関係性」や「国とのパイプ」について指摘し、しっかり改善していきたいと意気込みました。

(鈴木 新知事)

「川勝前知事ができなかった、違うところは議会との関係性だと思う。これは二元代表制なので、しっかりと議会との関係構築をしていかないと政策が停滞するし、極端なことを言うと、一本の政策も実現しないと予算も執行できない状況になるので、議会との関係が必要。あとは国との関係。国に対しては、ものを言うところは言うが、国とのパイプ、関係性は非常に重要なので、そこは自分なりにいろいろなパイプをもっているので、それを全面的に駆使して今まで細くなっていた国とのパイプをもう一度再構築していきたいと思っている」

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