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【密着】今春の台湾東部震災きっかけに…地元TV局が静岡県の“防災力”に注目し各地取材…クルーの感想は

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年6月26日 17時51分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

2024年4月、台湾東部の花蓮県沖でマグニチュード7.2の地震が発生し、大きな被害を受けました。こうした中、台湾のテレビ局が静岡県の防災への取り組みに注目し、各地を取材しました。

4月、台湾東部沖を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生。東部・花蓮を中心に、落石などにより、これまでに18人の死亡が確認されています。こうした中…。

(台湾のテレビ局「TVBS」リポーター 王 薏絜さん)

「こんにちは。はじめまして台湾から来ました」

県内へ取材に訪れたのは台湾のテレビ局「TVBS」のリポーター・王さんとカメラマンの張さん。県の台湾事務所へ「防災に関する取材がしたい」と相談したことで取材が実現。この日、2人がまず訪れたのは、牧之原市にある「青空製パン」です。

工場では缶詰のパンを製造していて、年間50万食分を生産しています。今回が初の海外メディア取材ということですが実は…。

(青空製パン 坂本 正樹 代表)

「輸出は台湾」「県防災用品普及促進協議会に入っていて、台湾と交流がある」

缶詰パンは海外でも需要が高く、この会社は、台湾に向け輸出しているといいます。2人は早速、製造現場へ。

(青空製パン スタッフ)

「この缶に生地を入れて発酵させて焼いてふたを閉める」

缶詰パンは台湾でも見たことがあるといいますが…。

(青空製パン スタッフ)

「最長7年もちます」

製造工程を変えることで、保存期間が「5年」と「7年」のものがあることに驚いた様子でした。王さんは、その内容を早速リポートに取り入れていました。

続いて2人が訪れたのは、牧之原市の大江地区にある防災公園。普段は公園として利用することができ、災害時には「いのち山」として津波から市民の命を守ります。県内各地でこのような「いのち山」は整備されていますが、津波に特化した施設は台湾の王さんにとって珍しいと話します。

(TVBS 王 薏絜さん)

「台湾にこういう防災用の公園があります。例えば雨が降って来たときに排水するようなもので普段は公園として遊べて防災時にも利用できる公園がありますが、津波のためのこういった施設はないです」

さらに…訪れたのは、牧之原市内で「トレーラーハウス」を販売する会社。トレーラーハウスは、2024年1月に発生した能登半島地震の被災地でも活躍しています。開放的な空間が広がるトレーラーハウス、普段は宿泊施設として利用できるといいます。

(勝栄 営業企画課 増田 真介 課長)

「ここは8名まで宿泊いただけます」

(TVBS 王 薏絜さん)

「トレーラーハウスを避難用に使う場合の期間はどのくらいですか?」

(勝栄 営業企画課 増田 真介 課長)

「半年から2年」

取材を受けた担当者は。

(勝栄 営業企画課 増田 真介 課長)

「トレーラーハウスが一体どういうものかに興味を持っていた。日本でもまだまだ認知されていなくて、台湾でもまだこれから」「トレーラーハウスがどんどん受け入れられていけば」

県内各地で静岡の防災を取材した王さんに感想を聞くと。

(TVBS 王 薏絜さん)

「また(花蓮県の地震と)同規模の地震が起きてほしくないですが、日本の防災への取り組みを勉強したいと思ってきました。今回の花蓮県の地震で津波もあったので、静岡の防災への取り組みを紹介して、台湾でも備えが呼び掛けられたらと思います」

台湾での放送は6月末を予定しているということで、静岡の防災への取り組みがますます注目されそうです。

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