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【どうなる】静岡駅南口の再整備…ロータリーはバス・タクシー乗り場混在し乗降スペース不足など課題は山積

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年7月2日 17時4分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

2030年代前半での供給開始を目指す静岡駅の南口の再整備。静岡駅南口のロータリーをめぐってはバスとタクシー乗り場が混在し、乗降スペースの不足などが課題となっていて、静岡市は、駅前一体の再整備検討を進めています。

(髙山 基彦 キャスター)

「JR静岡駅前です。計画では、こちら、いまあるコンコースを取り壊し、こちらの道路もつぶして、銀行の前(水の森ビルの前)あたりに新しいロータリーができる予定です」

計画では、現在のロータリーが南側にずれるような形で、バス・タクシー専用のロータリーになります。また、東側には一般車のロータリーが出来る予定で、これに伴って駅前にはスペースができて広場となり、その中央には施設の整備も考えられています。

(髙山 基彦 キャスター)

「きのうの委員会で多くの意見が出たのは、駅前の屋根をどうするか。委員からは全体に屋根を付けた方が良いという意見も出たものの、そうすると閉鎖的な空間になると、意見が割れました」

7月1日、静岡市役所で開かれた4回目の検討委員会。都市計画の専門家や地元自治会の代表や大学生など、幅広い立場の15人からなる委員会では、基本計画を策定するための議論が進められていて、1日は広場について話し合われました。

(委員)

「全体的に大きな屋根を駅の方から覆うことができればいいのかな」「屋根ができると閉塞感、開放感には欠けると思うので、技術的に可能であれば透明な屋根とか」「あればいいかなと感じました」

(委員)

「一番心配するのは(屋根が出来て)柱が多くなると、その中の広場があまり有効ではないだろう」

(委員)

「大屋根があった方がいいのか、開放を求めていくのか、トレードオフだと思うので、これは結構議論分かれるところだと思うが」「開放性を追求したほうが良いとは思いました」

また、委員会で検討されたのが、高架型の歩道に関してです。

(髙山 基彦 キャスター)

「委員会では、こちらのペデストリアンデッキと呼ばれる高架型の歩道に関しても検討されました。現状向かいのビルと静岡駅とを結ぶ通路になっていますが、こちらの下の道路が無くなることから、つぶした方が良いという意見も出ています」

(委員)

「僕は取った方が良いのではないかとは思いました」

(委員)

「道を越えるためだとすると、それの理由がなくなった」「いらないんじゃないかと思っています」

歩道の一部は、駅前ビルの所有物となっていて、今後、ビル側とも検討が必要だということです。また、懸念されるのは駅周辺の交通ルートが変わることです。

(髙山 基彦 キャスター)

「一般車に関しては、こちらのホテルの前あたりに整備される予定です。それに伴って懸念されるのは、周辺の道路環境です。こちらの駅から東に向かった所、進むと静岡ガスの本社などがあります。狭い道ですが、再整備後は交通量が増加すると予想されます」

一般車のロータリーは駅の東側に設置され、東側から入る想定になります。周辺の1車線の道路は、交通量が増えることも想定され、委員から拡幅してほしいなどの意見が出されました。

(委員)

「あまり簡単には言えないが、拡幅するということ、開発と同時にしてくれると住民の方もありがたいのでは」

(委員)

「近くに森下小学校があって、児童の安全を守らなければならない。やはり歩道の整備、なかなか用地の関係もあり難しいかもしれませんが、そういったことを念頭に道路整備考えてくれたらなと」

議論は今回でほぼ終了し、今後、静岡市が基本計画案を作成。8月から10月にかけて駅利用者や市民から意見を聞いた上で、秋ごろに基本計画を取りまとめる方針です。

(検討委員会 中村 英夫 委員長)

「広場を作っていく中で、デザインをしっかり考える必要があるよね。使い方についてはマネジメントを考えていく必要があるよねと、さまざまな議論がありまして、これから具体化に向けて参考になる論点が出されたかと思います」

静岡市の玄関口。その新しい姿が徐々に見え始めてきました。

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