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【新政権発足】自民・石破総裁が第102代首相に指名され組閣…静岡県内選出の城内議員が経済安保相に就任へ

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年10月1日 17時24分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

自民党の石破茂総裁が、10月1日 召集された臨時国会で、第102代首相に指名されました。また、閣僚人事も行われ県内選出の城内実衆院議員が、経済安保相に就任することになりました。

10月1日、午前9時ごろ、胸元に赤い羽根を付け、どこか晴れやかな表情で首相官邸に姿を見せた岸田文雄前首相。

(記者)

「総理おはようございます」

その後、官邸で開かれた臨時閣議で岸田内閣は総辞職しました。菅内閣を引き継ぎ、2021年10月に発足し、約3年で幕を閉じた岸田政権。

臨時閣議には静岡1区選出で外相を務めた上川議員も出席し、閣僚と挨拶を交わす姿も見られました。岸田首相は多くの議員に見守られながら感謝の言葉を述べ、官邸を後にしました。

(退任した岸田首相)

「3年間多くの皆様に支えていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。まずはそれにつきます、ありがとうございます」

そして、岸田内閣の総辞職を受け、臨時国会が午後1時から開かれる予定でしたが、開始時間になっても議場内はもぬけの殻。

自民党が臨時国会の会期日程を”10月9日まで”と提案したのに対し、立憲民主党など野党側が「十分な質疑時間を確保すべき」と反発し、開会時間が30分遅れる異例の事態となりました。その本会議では、立憲民主党の小川淳也幹事長が石破首相が示した”早期解散”を痛烈に批判しました。

(立憲民主党 小川 淳也 幹事長)

「自民党総裁選期間中を通して国民の判断材料を提供することが新総裁の責任。本当のやり取りは予算委員会である。これが、あなた自身の言葉ではありませんか」「国民に期待したことは自民党を変えること。しかし、あなたはすでに自民党によって変えられようとしているのではありませんか」

また、その後の首相指名選挙では、野党議員が「能登の補正予算を」と書かれた紙を数分間にわたり掲げて投票を阻害し、場内が騒然とする場面もありましたが、投票は粛々と進められ…。

(額賀 衆院議長)

「石破茂君を、本院において、内閣総理大臣に指名することに決まりました」

”波乱の幕開け”ではありましたが、投票の結果、石破茂総裁が第102代首相に選出されました。

その後、官邸入りした石破首相。自民・公明両党の幹部で組閣本部が設置され、新内閣の顔ぶれが出そろいました。起用される閣僚はご覧の通りで、うち女性は2人、初入閣は13人です。総裁選の石破陣営から8人が入閣するほか、旧岸田派と旧森山派は優遇された一方、旧安倍派の入閣はゼロでした。また、県内からは、静岡7区の城内実衆院議員が経済安保相に起用されることになりました。

石破総理はこのあと、総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、夜には石破内閣が正式に発足する見通しです。

1日、議員会館の事務所で待機していた城内議員。そこに、官邸から呼び込みの電話が…。

(自民党 静岡7区選出 城内 実 衆院議員・59歳)

「あ、もしもし…、はい、ありがとうございます。はい、はい、身に余る重責でございます。ありがとうございます。はい」

このあと、官邸に向かいました。

初入閣することになった城内議員は浜松市出身で、外務省の官僚を経て2003年の衆院選で初当選。2005年には郵政民営化の関連法案に反対し、当時、幹事長代理だった安倍元総理から説得を受けましたが反対票を投じました。その年の“郵政解散”による衆院選には、自民党を離党して無所属で臨みました。

(当時の城内 実氏)

「(安倍氏から)何度か電話をもらっている」「がんばれと」

しかし、当時の小泉総理から“刺客”を送り込まれ、わずか750票差で落選しました。

(当時の城内 実氏)

「自分のポリシーや姿勢は変えないで、ぶれずに筋を通し信念を貫くという、これだけを実行していきたいと思います」

その後、2009年の衆院選で無所属で出馬し当選。国政に返り咲きました。2012年に自民党に復党した後は、安倍政権で外務副大臣や環境副大臣を歴任。2022年から2年間、県連会長を務めました。

地元では、市民から喜びの声が聞かれました。

(地元の有権者)

「いやーうれしいね」「自民党はあんまりだけど地元から出るから、うれしいんじゃないですか」

(地元の有権者)

「何事も一生懸命にやっている。大臣になっても一生懸命にすると思うので、期待というよりも安心している」

(地元の有権者)

「いま、税金とか高かったりする。不況だからそのへんがよくなるといい」

ここは、城内議員が10年以上に渡り利用しているという弁当とケーキの店。選挙運動期間中、スタッフ用の弁当の注文があるほか、ケーキを食べに夫婦で来店することもあるそうです。店のオーナーも、城内議員の初入閣を喜んでいました。

(ゆあん 中川 秀三 オーナー)

「自民党が石破総裁という、党内にいて党を批判していたような人がなった。それで城内さんを大臣にしたのは本当にうれしい。やっぱり信念で大事なものだとあらためて思える」

ちなみに、城内議員のお気に入りのメニューがこれ。「塩じゃけ弁当」。ただ、選挙終盤では、げんを担いで「とんかつ弁当」をよく食べているということです。

(ゆあん 中川 秀三 オーナー)

「ここがゴールではない、私としては。もっと上があると申し上げたい。本人も、そのぐらいの気概は持っている」

波乱含みのスタートになった石破新内閣ですが、その中で、城内 新経済安保相がどのような存在感を示すのか注目です。

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