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【国会】衆議院解散を9日に控え参議院代表質問で石破首相と各党が論戦…静岡県内では野党の動きが加速

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年10月8日 17時15分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

衆議院の解散を前に、国会では石破首相と各党との論戦が続いています。野党側は石破首相の就任前後での発言の“ブレ”について厳しく追及しました。

衆議院の解散を9日に控え、静岡県内でも野党の動きが加速しています。8日、静岡市内では、立憲民主党県連、国民民主党県連、そして、労働組合の組織である「連合静岡」との3者での協議が開かれました。

(連合静岡 角山 雅典 会長)

「野党内で候補者調整含めて」「政権交代ができるような枠組みをしっかりつくっていっていただきたい。そのことが支援する側の願いでもありますので、ぜひそこを含めて今回の選挙戦、一緒になって戦っていきたい」

協議の中では立憲と国民の「共闘」に関して話し合われましたが、党の方針に合わせ県内でも選挙協力をしないことが確認されたということです。

(国民民主党県連 田中 健 会長)

「(立憲と)がっちり行けるのかなと思っていたが、立憲・野田代表もそれぞれの党が頑張って政権を伸ばすことで」「自民党を第一党からおろすという目標は一緒」

(連合静岡 角山 雅典 会長)

「非常に残念ですね。敵はどこかという話をさせていただいて」「結束をしないと勝てる選挙も勝てない、国民民主党も政党としての考えがある。そこを無理くりやることはできないと」

こうした中、国会では参議院本会議で、石破首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が行われました。

初めに立憲民主党の田名部匡代議員が質問に立つと、石破首相の就任前後での発言の“ブレ”について、厳しく批判しました。

(立憲民主党 田名部 匡代 参院議員)

「手のひらをかえす速さにびっくり」「信念が変わっている。自身の発言には責任を持ってほしい。」「党内から叩かれても国民が望むことをやる。そのために総理を目指したのではないか」

(石破 茂 首相)

「政治家の仕事は勇気と真心をもって真実を語ることである。と言葉を胸に、国民を信じる政治で、そして国民に信じてもらえる政治を実践する」「国民の納得と共感を得て、すべての人に安心・安全を実感してもらえるよう誠心誠意取り組んでいく」

また、首相就任前に衆議院の解散を言及したことについて、「憲法違反の疑いがある越権行為」だと追及しました。

(立憲民主党 田名部 匡代 参院議員)

「総理は解散権のない総理就任前に、当然内閣も発足していない中で、解散に言及した/何より問題なのは国権の最高機関である国会の首班指名を軽んじ、天皇陛下による総理任命と衆議員解散の国事行為を愚弄した憲法違反のある越権行為。総理にその認識はあるか」

(石破 茂 首相)

「9月30日の私の発言は、あくまで内閣総理大臣に選出されれば、諸条件が整えばと2つの前提を置いた上で、総選挙の日程を話したものであり、天皇の国事行為に踏み込んだとの指摘は全くあたらない」

石破首相は、「前提条件を示した上での発言であった」とし、憲法違反にはあたらないと否定しました。さらに田名部議員は、政策活動費を廃止する考えについても追及しましたが、石破首相は「将来的な廃止も念頭に透明性の確保に取り組む」と述べただけでした。そして、午後には、県内選出で国民民主党の榛葉賀津也幹事長が質問に。

石破首相のこれまでの説明に対し、“変節”や“総裁選前とは別人だ”厳しく批判した上で、いまだ“けじめ”がついていないとされる裏金問題について追求しました。

(国民民主党 榛葉 賀津也 幹事長)

「失われた政治を取り戻すために、この国会で政治資金規正法の再改正をすべきではないか」「必要なのは刷新感ではない。本当に刷新されたかどうかだ。総裁選中のあなたの言葉です。有言実行解散前になぜ裏金問題にけじめをつけないのか」

(石破 茂 首相)

「通常国会において、政治資金収支報告書の記載に係る政治家の責任の強化、政治資金パーティーのパーティー券の購入者にかかる公開基準の引き下げ等を内容とする政治資金規正法の一部改正が行われ、 収支報告書の記載の再発防止や正資金の透明性向上が図られたところで、政治改正 政治資金規正法を徹底的に遵守するとともに、政治資金に関する独立性の担保された機関の在り方など、残された課題の検討を着実に進め、その課題についての結論を得ていくことが重要と考えている」

また9月、石川県を襲った奥能登豪雨への対応にも触れ、補正予算を編成しない理由について指摘すると石破首相は「迅速な対応や切れ目のない支援を行うため、予備費で対策を講じていた」と説明しました。

9日は、午後1時から党首討論が行われ、石破首相が野党の代表者と一対一で論戦をした後、衆議院を解散する予定です。

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