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【衆院選注目区】静岡5区…9度目の当選目指す自民・前職に政権交代訴える立憲と共産の新人2人が挑む(静岡)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年10月23日 17時25分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

衆議院選挙の投開票日まで、あと4日です。静岡5区では、9度目の当選を目指す自民の前職に対し、“政権交代を強く訴える”立憲と共産の新人2人が挑んでいます。

三島市や富士市御殿場市などが選挙区の静岡5区。立候補しているのは、届け出順に、共産・新人の下山一美候補。立憲・新人の外山和之候補。自民・前職の細野豪志候補の3人です。

(自民・静岡5区 細野 豪志 候補・53歳)

「安全保障を確立して子どもたち に安心して生活してもらえる国を残したい。そして弱き立場の人に寄り添ってみんなが 元気に過ごせるような日本にしたい」

(出陣式)今回の選挙戦では初めて自民党からの出馬となる細野豪志候補。個人演説会や街頭演説にはこれまで戦ってきた自民党の市議や県議らも参加…。かつては敵陣だった“チーム自民”と結束し選挙戦に臨んでいますが、細野さんは「堂々とした結果を出さなければならない」と話します。

(自民・静岡5区 細野 豪志 候補・53歳)

「自民党は政権与党だから、その代表だという重みはこれまでとは違いますよね。逆にそのことによる逆風も非常に強いし」「まずは結果を出すことだから、選挙でね、結果を出したうえで そこから役割を果たすことだと思う」

“裏金問題の逆風”は、自身の選挙戦でも強く感じるとしながらも、これまでの8期で築いてきた実績で“追い風”に変えようと奔走します。細野候補が重視している政策は安全保障、「厳しい安全保障環境で国を守るのは自民党しかない」とし、また、「子どもたちの教育格差の縮小」、「地元の代表として狩野川放水路拡張の推進」などを訴えています。

(自民・静岡5区 細野 豪志 候補・53歳)

「安全保障やエネルギー(政策)は現実主義、これは今の政権の枠組みがベストだと思います。内政は弱き者の味方でということをやってきて、私は、そこは他の 野党の皆さん以上にやってきたという自負があるのでそれを訴える」

立憲民主党から立候補したのは、富士市出身で元高校教諭の外山和之候補です。

(声援)

「立憲民主党がんばれ~!!」

(立憲・静岡5区 外山 和之 候補・61歳)

「ありがとうございま~す!」

(声援)

「がんばれ~!!」

(立憲・静岡5区 外山 和之 候補・61歳)

「今の政権にノーと言う票をいっぱい集めて、この三島の地から政権交代の波をスタートさせたいと思います」

当初、5区の立候補者擁立に難航していた立憲民主党…。外山さんは出馬の打診を受け、「有権者に選択肢を与えたい」と“打倒自民”として選挙で戦うことを決意しました。選挙戦で一番強く訴えていることは「政権交代」。また、公約には「生活費や大学などの授業料に対する支援拡充」、地方活性化として「首都圏からの本社機能の移転」などを掲げています。長年、高校の教諭だった外山さん。演説には教え子が応援に来ることも多いといいます。

(立憲・静岡5区 外山 和之 候補・61歳)

「高校時代かるた部で僕と一緒に」

(教え子)

「監督でした」

(教え子)

「約30年ぶりです。先生にお会いするのは」「今回、出馬ってことで、仕事の合間で来ました」

教え子からの応援メッセージも、大きな励みになるといいます。有権者に訴えたいことは…?

(立憲・静岡5区 外山 和之 候補・61歳)

「今回の選挙は選択選挙です」「今の自民党政権にイエス、どうぞ選挙に行ってください。ノーこの人達も選挙に行って下さい。これだけです」「本当に苦しんでいる若者の生活費、授業料、奨学金(の支援)とか、これに一番最初に着手します」

共産党から国政に臨むのは、三島市議を6期務めた下山一美候補です。

(共産党・静岡5区 下山 一美 候補・71歳)

「政治を腐敗させた自民党政治」「国民には厳しい納税を迫りながら自分たちは裏金で、税金も払わず何に使ってるかも説明しない」

下山候補は、自民党の裏金問題を受け「企業・団体献金の全面禁止」を訴え、また、「消費税廃止を目指し当面5%への引き下げ」「最低賃金時給1500円以上への引き上げ」なども訴えています。

(共産党・静岡5区 下山 一美 候補・71歳)

「高齢者の皆さんの暮らしを支えるためにも、介護や年金制度を改善するのはとても大事だと思います。力いっぱい頑張りますので、よろしくお願いします」

下山候補が“的確に訴えを届けたい”と、いつも手にしているのが、この原稿。毎晩のようにパソコンに向かい、表現を変えるなど日々工夫を凝らしているといいます。

(共産党・静岡5区 下山 一美 候補・71歳)

「その方々にあった、お年寄りだったら介護や年金の こと、若者がいれば大学の授業料のこと」「ピックアップして訴えている」

有権者に訴えたいことは?

(共産党・静岡5区 下山 一美 候補・71歳)

「裏金問題、統一教会との癒着の問題、これに国民の不信が高まって」「本当にそれを、不信を払拭できる政治を進められるのかというところを訴えていきたい」「社会保障や高齢者の介護、医療のことをしっかりと訴えていきたいと思います」

衆議院選挙の投開票日は27日、日曜日です。

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