本格的な冬到来 静岡県内も今シーズン一番の冷え込み 最低気温が氷点下となったところも（静岡）

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

朝起きて「寒い」と思った人も多いのではないでしょうか。県内では今シーズン一番の冷え込みとなり、霜柱や氷が張った所もありました。寒い一日となった県内各地を取材しました。

「伊豆シャボテン動物公園」に集まった大勢のお客さん。目線の先にいたのは…露天風呂に入ったカピバラです！

（飼育員）

「きょうみたいな寒い日は、40度 のお湯に設定しています。」

カピバラの主な生息地は、気温が高い南米です。本来、寒いのは苦手なので、温かいお風呂には好んで入るといいます。

（見物客）

「かわいかった」「温かそうでいいなと思った」

「見ているほうも温かくなってきて、こっちが気持ちよくなった」

一方、こちら「道の駅 伊東マリンタウン」。施設内には、なんと43mの足湯が！しかも“源泉かけ流し”なんだそうです。年中無休で一年中入れるというこの足湯ですが、きょうは寒いこともあり温まりに来た人も多くみられました。

（観光客）

Ｑ。いいですねビール

最高。足湯ビール最高です。」

「あったかいです。」

「いつもより寒い。足湯が温かくて良いです。」

最低気温2.5℃を記録した静岡市。

（街の人）

「寒いですねとにかく」「手先がかじかんで、今もポッケに手をしまっちゃってますけど、手先が本当に冷えるなという感じ」

「朝起きた時もう寒くてすぐストーブ付けた」「家の中は暖かいので一歩玄関出て『あ、寒い』と思ったが、時間がなくてそのまま来ちゃった」「今も寒い、中にもう１枚着て来ればよかった」

この寒さに「お堀」も…。

（辻本真生　記者）

「こちら県庁前ですが、ご覧のように寒さでお堀の水が凍っています。」

標高が高い御殿場市ではもっと冷え込み、最低気温は氷点下1.4℃でした。畑をのぞいてみると霜柱が…。水も表面が凍って、7～8ミリの氷が張っていました。

こちらは、けさの御殿場駅前。

（坂井太一　記者）

「午前7時半前です。手や顔、肌が露出している部分から寒さがじんじん伝わってきます。それもそのはず只今の気温は0℃です…寒いです。」

冬型の気圧配置で寒気が入ってきている影響で、今シーズン一番の冷え込みとなった県内。最低気温は、静岡市葵区井川で氷点下3.3℃、浜松市天竜区で 氷点下2.5℃三島市で0.1℃など、18の観測地点のうち16地点で今季最低となりました。

（ゴルフ場へ行く人）

「グリーンが凍りますね。多分きょうは凍っている可能性がありますね。」「グリーンが固いので、カーンと跳ねちゃいます。」

（会社員）

「中が裏起毛のものを着て防寒対策できる厚めの服できょうは出てきた」

「仕事行きたくなくなっちゃうくらい寒いので外に出たくない」

タクシーは、今シーズン初めてフロントガラスが凍結したといいます。

（タクシーの運転手）

「ガラスが霜が降りて真っ白になった」「この間まで暑かったもんね、ことしは。急に寒くなった からこたえるよね。」

一方、こちらでは本格的な雪シーズンを前に、除雪作業車の出陣式が行われていました。国交省やJAF、受注業者などおよそ50人が参加、作業の安全を図るため毎年行っているもので、出陣式の後には雪で動けなくなった車をロープでけん引する訓練も行われました。

県内では、例年12月から3月にかけ、路面の凍結によるスリップ事故や立ち往生が多く発生していて、JAFも注意を呼び掛けています。

（JAF 仁藤吉紀さん）

「山間部に行く際は、必ずタイヤのチェーンの携行をお願いしたい。非常に簡単に取り付けられる布製のチェーンもありますので、一つ持っていると安心かと思います。」

南伊豆町ではココスヤシも“冬支度”。潮風による塩害から葉を守るため、コモを巻き付けるといいます。コモを巻くのは、およそ300本のうち、西風が強くあたる47本。ココスヤシも暖かい“わらの服”をまとっているようでした。

あす10日以降も平年並みの寒さが続く予報で、体調管理にも注意が必要です。

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