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【城北公園】再整備で市民説明会…市アンケート調査で「8割以上賛同」も参加者から「説明不足」指摘(静岡市)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年12月16日 17時18分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

計画が中断していた静岡市の「城北公園」の再整備について、市民説明会が開催されました。市のアンケート調査の結果、整備案に8割以上の賛同が得られた一方、参加者からは、「説明不足」と指摘する声も上がりました。

静岡駅から北に約2キロ離れた場所にある「城北公園」。1985年、静岡市が静岡大学跡地に整備した日本庭園や図書館も併設する緑豊かな公園です。2025年で開園から40年。維持管理費の増大や施設の老朽化などの問題から、静岡市は4年前(2020年)、整備や管理の一部を民間企業が担う「パークPFI制度」を活用した再整備を行うことを決めました。公募の結果、3年前(2021年)に、地元企業の案を採用。計画では、公園内に子育て支援施設のほか、駐車場、そして「スターバックス」の建設が盛り込まれていましたが….。一部の反対住民が整備に伴う樹木伐採などを理由に住民訴訟を起こし計画はストップ。こうした動きを受け、2022年、スターバックスも出店の辞退を発表。城北公園の再整備は”凍結状態”になりました。

しかし、2024年3月、静岡地裁が原告の請求を棄却すると、静岡市は、10月、駐車場やカフェなどの新設に加え、市内広域からの来園を想定した「拠点公園」と位置付けた整備案を公表し、事業を再開させました。また、市は、新たな整備案について、地域住民や公園利用などを対象にアンケート調査を実施。そして、14日、説明会を開催しました。会場には、約80人が訪れ、冒頭、市は、難波市長からのメッセージを読み上げ、「市民の思いを把握する場が十分ではなかった」とこれまでの再整備の進め方について謝罪しました。

(静岡市の職員)

「城北公園を利用する多くの市民の皆様に、不快の思いや心配をおかけすることとなってしまい、深く反省している」

そして、今後の公園の運営などについて、市民と話し合う「懇談会」を設置する方針を示しました。その後、約1か月間かけて実施したアンケート結果を発表。アンケートの回答数は、2774件にのぼり、再整備案については「賛同する」が68%、「おおむね賛同する」が13%と全体の約8割が賛同する結果に。また、賛否の意見が上がるカフェ整備については、「とても良いと思う」が66%。「まあまあ良いと思う」が12%と全体の78%を占めました。この結果に、市の担当者は…。

(静岡市の職員)

「アンケートでは、ハードに対す方向性について、多くの人たちに一定程度賛同いただいたと理解しているが」「普段から活用いただいている住民と懇談会を設置して、これから話し合いを進めていくべきだと考えている」

質疑応答の時間には、参加者から「公園内の景観は守ってほしいと」との要望の声が…。

(参加者)

「中央図書館周辺の雰囲気は価値があると思うので、守っていただきたい」

(静岡市の職員)

「市内で唯一図書館があるのは城北公園だけなので」「皆さんと、どういう風にしたら景観を守れるのか、具体的に決めていきたいと思う」

また、これまでの再整備について「説明不足」と苦言があったほか、今後は、話し合いの場でしっかりと意見を聞いてほしいという声も上がりました。

(参加者)

「どうやったらいい公園にできるか、これから話し合うような場を作っていただければ、最大限納得していただけるところを目指せばいいのではないかなと」

(静岡市の職員)

「城北公園を良い公園にしていこうといったところは、ほぼ一致していると思うので、懇談会などで話を進めて、実現できたらと思う」

静岡市は、2025年1月をめどに、整備の方向性を決定する方針でしたが、スケジュールを後ろ倒しにして、慎重に検討していくということです。

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