【徹底調査】この冬食べたい!専門店の「焼き芋」王道“つぼ焼き”から進化系“石焼き”に“ドリンク”も(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年12月19日 17時31分
日本最大級の総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」。実は、「ドン・キホーテ」には、今話題の人気商品が。
それが、これ。焼き芋。私大好きなんです。
店内で販売されているこの焼き芋は、年間売り上げ17億4千万円。何と5秒に1本売れているという大人気商品なんです。
(客)
「けっこう年中買ってるかも」
(客)「好きです。甘いところ」
この時期食べたくなる焼き芋。あるデータによると、「焼き芋を食べますか?」と聞いた結果、80%以上の人が「食べる」と回答。今、大人気の焼き芋。そこで「エブリーライフ」は、静岡県内の人気焼き芋専門店を徹底調査!進化系の石焼き芋に、昔ながらのつぼ焼き芋、ズバリあなたはどっち派?
静岡市葵区にある黄色い看板が目印の焼き芋専門店「おいもここ」。2023年の11月にオープンした大人気のお店です。始めたきっかけを聞いてみると…。
(おいもここ 片寄 裕介 代表)
「シンプルに焼き芋が好きで、大学時代も学校が片道で2時間半ぐらいかってて、帰りがすごくお腹がすいちゃうんで、スーパーで夕方になると半額になってる焼き芋があって、いつもそれを買って食べていて…」
そんな片寄さんは、大学卒業後、一度は就職するも焼き芋愛が収まらず脱サラ。その後、キッチンカーで失敗を重ねながら焼き芋を販売。すると、徐々にその人気が広まり、今では静岡に4店、その他、東京や兵庫など全部で9店舗を展開。片寄さんの目指す焼き芋とは?
(おいもここ 片寄 裕介 代表)
「食べた時に味がギュッと詰まっていて、ただ、ねっとりとか食感だけじゃなくて、香りとか味がしっかり濃いお芋を目指していますね」
焼き芋のうま味は素材から。品種は主に「シルクスイート」や「紅はるか」など季節に応じて、生産農家のもとを訪ね、自分の目で選別します。さらに、徹底管理の下で3か月熟成最も良いタイミングで提供します。もちろん焼き方にもこだわりが。
(おいもここ 片寄 裕介 代表)
「石焼き芋は遠赤外線で、じっくりじっくり熱を入れるので、甘みを引き出したお芋っていうのを楽しんでもらいたいですね」「(焼き方は)一つの要素だけじゃないので、この温度だったら、どのパターンでもうまくいくという物はないので、しっかり均等に熱が入るように、独自製法じゃないですけど、安定性の部分も出せるように焼いていますね」
改良を加え進化を続ける石焼き芋。そのお味は?
(佐藤 優里 アナウンサー)
「うわ~おいしそう。見るだけでホクホク感おいしいのがわかります」「甘~い!しっかりねっとりしていて、お芋こんなに甘いとスイーツみたいな甘さですね。皮にも蜜がたっぷりついているんですよ。香ばしさの中に甘みもちゃんとあって、全体がおいしい全体がおいしいですね」
「おいもここ」には絶品のスイーツも。
これは「生とろ焼き芋プリン」。北海道の生クリームと静岡の牛乳などで作った本格的なプリンの上に、焼き芋のブリュレがのった逸品です。
(佐藤 優里 アナウンサー)
「ん~おいしい。すごい驚きのコンビネーションです。すごくおいしい。全部トロトロなので。最初にねっとりした食感が来るんですけど、その後プリンのトロっとしたさらっとした質感がきてこの2層が最高ですね」
ずばり、片寄さんにとって焼き芋とは?
(おいもここ 片寄 裕介 代表)
「終わりなき追及です。常においしいを目指して、そこに終わりはないなと。自然の物なので、毎年毎年どれがいいかというのを探求していきたいです」
続いては、浜松市「イオンモール浜松市野」から徒歩30秒、この「HA/CO」は、色々なショップが集まるコンテナを使った新しい形の憩いの場。ここに4月に移転、オープンしたのが壺焼き芋専門店の「芋頃」です。
オーナーの阿部さん、実は本職は焼き芋ではなく…?
(芋頃 阿部 尚男 代表)
「僕は農業をやっていまして、自分で作ったサツマイモで焼き芋を作りたくて、おばあちゃんに教えてもらった昔ながらのつぼ焼きというやり方で、それで食べたのが思い出に残っていて、お芋を作っているのであれば、そういうお店やりたいなということで開業しました」
自分で育てた「紅はるか」を収穫後、長い時は何と1年もの間、熟成させるんです。そして、ようやくつぼ焼きへ。一体どんな製法なのでしょう?
(芋頃 阿部 尚男 代表)
「つぼの形状にちょうど対流熱みたいな感じで、こう熱が伝わるようになって、底に炭火があって炭で焼いているんですけど、そちらを均等に焼き上げることによって、とろとろに仕上がるという特徴があって、もう、皮まで全部食べられる特徴があります」
(芋頃 阿部 尚男 代表)
「10本しか1回に焼けないんですね。それを、焼くのに2時間かかりますので…」
(佐藤 優里 アナウンサー)
「えっ、10本でだけで2時間?
(芋頃 阿部 尚男 代表)
「はい、かかります。火が均等に当たるように全部ひっくり返したりをやってます」
忘れられない“おばあちゃんの味”を、自分で育てた芋で再現。つぼ焼き芋、実食です。
(佐藤 優里 アナウンサー)
「皮ごといいですか?」
(芋頃 阿部 尚男 代表)
「どうぞどうぞ」
(佐藤 優里 アナウンサー)
「ん~ねっとり。おいしいですね。知っているお芋、いつものお芋よりも想像の2倍以上ねっとりな感じがします。かまなくて飲めるような感じですね。飲めます。舌触りがものすごくいいというか。中までしっかりとゆっくり火が通ってるんだなということがわかります」
「芋頃」には、芋を使ったもう一つの人気商品が。それがつぼ焼き芋と、豆乳をミックスさせた「焼き芋ソイシェイク」。砕いた「芋けんぴ」や「黒ゴマ」も入った、冬でも大人気の商品です。
(佐藤 優里 アナウンサー)
「すごい。本当に飲む焼き芋。びっくりしました。想像以上に焼き芋がしっかり入っていて、焼き芋を少しミルキーというかマイルドにした感じ!体にいいから罪悪感ゼロですね!もうゼロです。いや~最高!
ズバリ!阿部さんにとって焼き芋とは?
(芋頃 阿部 尚男 代表)
「つぼ焼き芋を教えてくれた、おばあちゃんの存在がありますので、僕の人生の全てみたいな…」
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