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【一年表す一字「共」】静岡市政振り返った難波市長…リニア県専門部会で示された残土置き場計画にも見解示す

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2024年12月24日 17時3分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

静岡市の難波市長は、2024年最後となる会見を開き、一年の市政を漢字一文字で振り返りました。また、先日、リニア問題を協議する静岡県の専門部会で示された、残土置き場に関する計画についても見解を述べました。

24日 午前、2024年最後となる定例会見に臨んだ難波知事。

12月17日、県のリニア専門部会で、トンネル工事で発生する土砂をツバクロに盛り土する計画が了承されたことについて、静岡市の協議会でも約一年に渡り、盛り土の耐震設計などについて議論してきたことに触れ、次のように見解を述べました。

(静岡市 難波市長)

「市の協議会での取り組み状況を、県の専門部会で参考にしていただいたのではないか。ただ、まだツバクロ盛り土の安全性については最後の詰めが残っていますので」「来年早々には、また協議会を開いて、ツバクロ盛り土については結論を出したいと思っています」

また、会見では、今後、観光政策を社会全体で取り組んでいけるよう、「観光基本計画」を策定したと発表しました。静岡市の現在の課題として観光客の滞在時間が短いこと、旅行者1人当たりの消費額が低いことなどをあげ、今後、数値的な目標を定め、国内・インバウンドと個別に戦略をを立て、取り組んでいくということです。

(静岡市 難波市長)

「静岡市は、インバウンドは完全に出遅れ状態になっています」「観光基本計画もないインバウンドの振興計画もないという状態でしたので、ある種、思いつきで、今までいろいろな政策、取り組みをしていたことになる。やはり、それではしっかりとした観光振興できません、そして、インバウンドもそうだが、観光振興は、静岡市政が何かやるのではなく社会全体の力が問われる」

インバウンドでは、特に台湾やタイ、香港、オーストラリアの国などを重点的なターゲットと定め、旅行者数の拡大を図っていきたいと述べました。

最後に、2024年一年の市政を漢字一文字で振り返りました。実は、年頭に『共創』ともにつくるという意味を込めて『共』という字で一年を展望していました。2024年最後に選んだ漢字は…。

(静岡市 難波市長)

「やっぱり『共』です。年頭から共に皆さんでいい社会を作っていきましょうということお願いしましたけど、年末も、いろいろな形で一緒に社会を良くしていこうということが進んできたかなと思っています。多くの皆さんのご協力で、社会全体の力で、静岡市を良くしたいと思っておりますので、来年もよろしくお願いします」

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