【防カメ映像】“正月三が日”の神社で“さい銭泥棒”罰当たりな犯行の一部始終…驚きの行動も（静岡･御前崎市）

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

1月3日、午前2時過ぎ、静岡･御前崎市の神社に設置された防犯カメラの映像。

メガネをかけニット帽を被った男が神社の本殿に侵入し、さい銭箱をのぞき込む姿が…。周囲を気にする様子もなく、さい銭箱を物色すると…小銭をかき集めて持ち去りました。わずか3分ほどの犯行でした。

“さい銭泥棒”が現れたのは1200年の歴史を誇り戦国武将の武田家にもゆかりがある御前崎市の白羽神社。

（白羽神社　髙山 國臣 宮司）

「ここが1月3日深夜に被害にあったさい銭箱です」「正月早々の出来事で大変ショックを受けているし、悲しい思いをしました」

多くの人が参拝した“正月三が日”を狙ったとみられる罰当たりな犯行。男は“手慣れた様子”でさい銭箱をあさり、小銭を選んで持ち去っているようにもみえます。

（白羽神社　髙山 國臣 宮司）

「高額の100円玉、50円玉を拾っているように見えましたね。かなり度胸があるというか、余裕がある犯行だとは思いました」

さらに…“さい銭泥棒”が立ち去った約9分後。

神社に響き渡ったのはガラスが割れる大きな音でした。

（西尾 拓哉 記者）

「さい銭泥棒は、本殿でさい銭を盗んだ後、20メートルほど離れた社務所に窓ガラスを割って侵入し、現金を盗んだとみられています」

さい銭だけでは満足できなかったのか…男は窓ガラスを割って社務所に侵入。現金約10万円を盗んでいったとみられています。

（白羽神社　髙山 國臣 宮司）

「事務所に入って、この部屋に来たときに涼しいな、寒いなと思って、パッと見たらこのガラスが割れていた。『やられた』と感じて、事務所に行ったら用意していた釣り銭が一切ないわけですよ」

この神社では、見まわりの数を増やすなど防犯対策を強化していますが、髙山宮司は、参拝者の思いが踏みにじられたことに怒りを感じています。

（白羽神社　髙山 國臣 宮司）

「自分が抱えている悩みや願いを神様にお願いするわけですよ。そういった純粋な気持ちがさい銭に込められているわけで」「時間がたてば人間は犯人に対して許す心を持つわけですが」「自分から早く自首してもらわないと、神様の怒りは収まらない、本当に罰当たりですね」

神社は被害届を提出し、警察で窃盗事件として捜査しています。

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