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【大阪・関西万博】今春開催迫る会場を全国知事会が視察…現状は?ブース出展予定の静岡・鈴木知事の感想は?

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2025年1月28日 17時45分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

4月に開幕を迎える大阪・関西万博。静岡県もブースを出す予定ですが、先週末、鈴木知事が会場を視察しました。建設遅れやチケット問題など、さまざまな課題がある中、会場は、今、どうなっているのでしょうか。

4月13日の開幕まであと75日となった、大阪・関西万博。25日の土曜日、その万博会場のゲート前には…。

(山﨑 幸太 記者)

「こちらは万博会場のバスターミナルです。全国の知事や副知事が、今から視察に入ります。その中には、静岡県の鈴木知事の姿もあります」

この日は、全国知事会による視察が行われ、知事や副知事ら21人が参加。鈴木知事のほかに大阪府の吉村知事の姿も。

まず、視察したのが、バスターミナルの屋根に設置された、「ペロブスカイト太陽電池」です。フィルム型で軽量、そして曲げられるという特性があり、「日本の再生可能エネルギーの切り札」ともいわれています。

(積水ソーラーフィルム 上脇 太 社長)

「これから太陽電池をもっと増やしていこうとすると、やはり、従来の場所にはかなり限界が来ているという背景がありますので、こういう薄いもので、従来つけられなかった壁の壁面とか、あるいは、こういう風な屋根の上とか、従来付けられなかったところにつけられるようにして、再生可能エネルギーを増やしていきたいというところがやっていく価値があると考えている」

すると、鈴木知事が質問する場面も。

(鈴木知事)

「コスト的にはどうなんですか?」

(積水ソーラーフィルム 上脇 太 社長)

「コスト的には、大体、ユーザーから見たときに、1キロワットあたりのコストは、シリコンの太陽電池で10円から15円ぐらいといわれている。われわれはシリコンと同等のところを目指すのが、ひとつ大きな目標」

そして、大阪・関西万博のシンボルが「大屋根リング」です。高さは、一番高いところで20メートルとなり、屋上に上ることができます。

(山﨑 幸太 記者)

「私が、今いるのが大屋根リングの上部です。1周約2キロメートル、世界最大級の木造建築物だということです」

その大屋根リングの内側では、約160の国や地域によってつくられるパビリオンの建設が進められていました。ただ、建物の周りに足場があるといった状況も見受けられました。

万博では、静岡県も、6月6日から8日の3日間、ブース出展を予定しています。コンセプトは、「GEO KITCHENSHIZUOKA」。静岡の豊かな自然と食の魅力をPRしようと、県産品を使った料理の提供や、自然を感じるシアター、それぞれの人にあったお茶をAIで診断し提供するといったコンテンツが用意されます。

多くの地方自治体も出展する万博。知事たちは、大屋根リングの外側にある「関西パビリオン」も視察しました。

(山﨑 幸太 記者)

「こちらが関西パビリオンの内部になります。京都府、兵庫県、鳥取県など9つの府県が入るパビリオンだということなんですが、まだ建設途中という感じですね」

内部は、まだこれからといった様子。ここでは、各府県の趣向を凝らした展示がされるということで…。

(関西パビリオンの担当者)

「福井は恐竜です。まだ置いていませんが、恐竜のモデルがどんと置かれて、中で恐竜の体験をするというものになっている」「三重県は伊勢神宮と熊野古道、こういったところから入っているので、最初トンネルをくぐった後、観光情報が展開されると聞いております」

最後に向かったのが、「大阪ヘルスケアパビリオン」。鳥の巣をイメージしたという網目状の透明な屋根には…。

(山﨑 幸太 記者)

「屋根に水が流れています」

「水の都・大阪」を表しているということです。館内は吹き抜けとなっていて、DNAの二重らせん構造をイメージしたという「らせん階段」が3つあり、建物の柱としての機能も兼ねています。パビリオンは、未来のヘルスケア、未来の都市生活が体験できる施設になるということです。

急ピッチで工事が進められている万博。運営する日本国際博覧会協会は、「具体的に間に合わない状況となっているパビリオンは現時点ではない」と話します。視察の終了後、全国知事会を代表して、宮城県の村井知事と大阪府の吉村知事が取材に応じました。

(全国知事会 村井会長・宮城県知事)

「きょう、自分の目で確認して、大屋根リングも完成して素晴らしい景色、上から眺めまして」「着実に準備をされているということがよく分かりました」

また、吉村知事に地方自治体の出展について聞くと…。

(大阪府・吉村知事)

「鈴木知事とも話をさせていただいた。静岡からも出展される発信されるということで、非常に期待しております」「全国の素晴らしい取り組みが、この万博で発信される。全国の素晴らしさというのは、なかなか気づかれていないところも多くあると思いますので、やはり、国内外、来られる方が、静岡を始め日本全国の素晴らしい産品であったり文化であったり、そういったものをここで発信して、じゃぁ静岡 行ってみようかな、東北 行ってみようかな、そういったつながりが広がることをこの万博で果たす役割だと思っている」

鈴木知事が視察で感じたことは…。

(鈴木知事)

「事前に、いろいろと意見があったが」「一定の効果があると感じた」「最先端の科学的な知見を入れ込んだ」「興味深い展示がなされると印象を受けた」

万博は成功するのか。そして地域の魅力は伝わるのか。開催が迫っています。

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