【防災研修会】能登半島地震発災から1年…被災者自ら類似地形の西伊豆の住民に避難所体験など語る(静岡)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2025年1月29日 17時14分
能登半島地震の発生から1年が過ぎました。「その避難所では一体、何が起きてきたのか」。能登の被災者が、似たような地形に住む静岡・西伊豆の住民に、避難所での体験を語る研修会が開かれました。
(石川・珠洲市在住 國永 英代さん)
「私は1月2日から12月22日まで避難所を運営していました」
web会議サービス「ズーム」を通して体験を語ったのは、石川・珠洲市まつなぎ地区の避難所の運営に携わった國永英代さんです。研修会は西伊豆町と松崎町の社会福祉協議会が企画し、地元住民など約60人が参加。
また、東北から沖縄まで、全国の半島や離島の防災担当者、13県から50人余りがズームで参加しました。
(石川・珠洲市在住 國永 英代さん)
「孤立したのは10日間、通信障害が9日間、停電が29日間、断水が5か月ありました」
これまでの避難生活を記録したビデオが流されました。地震発生の翌日に避難所を立ち上げ、自衛隊やボランティアの協力を得ながら、電気や水道のない中で避難生活を乗り切っていった様子が紹介されました。
また、会場で講師を務めたのは、宮城・石巻市の災害支援団体の代表阿部由紀(あべ・よしのり)さんです。東日本大震災での経験を踏まえ、全国の被災地で活動。能登半島地震では200日もの間支援活動を続けてきました。
(BIGUP石巻 阿部 由紀 代表)
「孤立したり、そこから抜け出せたりできないわけですから、そうした場合、住民たちで、生き残った人間で助け合いの活動を展開していかないといけない」「そうした場合、地域の業者、行政、社会福祉協議会や地域の自治会組織、ボランティア団体、さまざまな団体が横につながりながら、平時から顔見知りになって、自分たちは何をする団体なのかを言っておく必要がある」
研修会に参加した住民は…。
(参加者)
「珠洲市とか能登半島は全く(伊豆半島と)似た状況、多分南海トラフが来たら、本当に、ひと月、ふた月全然(支援が)なくなると思うすごく(備えの)必要性を感じます」
( 参加者)
「特に、私の地域は孤立するのは確実。そうしたら、地域のつながりと外部から来るボランティアの方の信頼をどれだけ受けられるか、日頃から、そういう人たちと付き合いしながら、活動というか信頼ができるようなことをしていかないといけない」
(BIGUP石巻 阿部 由紀 代表)
「今回の能登半島地震で半島部がどうなったのか、(皆さんは)気にしているのだと思う。あすは我が身だと思っている今、熱いうちに、そういうことを皆さんで協力して、平時が大事なんだと」「高齢者であろうと若者であろうと、集落にいれば、みんなで助け合うことが必要だと伝えたい」
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