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【独自・ドラレコ映像】警察公用車が追突し乗用車の男性けが…現場で何が?交通事故鑑定人はどう見る(静岡)

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2025年2月3日 16時58分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

これは、1月30日、静岡・袋井市内を走る車のドライブレコーダーの映像。時速30キロほどで走る車の後ろに、車間距離を空けて走ってくるグレーの乗用車。その後、グレーの車の姿が一度見えなくなった後、突然、勢いよく走り出し、こちらに猛スピードで迫ってきます。そして次の瞬間。もう一度、勢いよく前の車に突っ込み、追突された車は180度回転。車は歩道まで飛び出してしまいました。実は、この追突した車、警察官が運転していた公用車でした。

警察などによりますと、この事故は1月30日午後2時ごろ、袋井市高尾の片側1車線の道路で袋井警察署の男性警部が運転する公用車が乗用車に衝突したものです。

(追突された男性・20代)

「突然の出来事だった。後ろからものすごいスピードでぶつけられて2回ぶつけられた。ドン、ドンと気が付いたら反対を向いていた」

こう話すのは追突された車を運転していた20代の男性。

(追突された男性・20代)

「事故をしてすぐは足の打撲、1日経つと首の痛みが出たり肩の痛みが出てきたり、今は首が曲がらない状態」

この事故の影響で男性はけがを。車も廃車となってしまいました。

(追突された男性・20代)

「かなりゆっくり走っていて、だんだん離れて見えなくなるが、坂を下って坂を上り始めるころにきましたね。ものすごいスピードで走ってきて、ブレーキもなしで突っ込まれ、そして、2回も突っ込まれ、外壁にぶつかりとまった。死を覚悟するというか死んだかもしれないという衝撃はあった」

事故の後、急いで車から降りたという男性。一方、相手の運転手は電話をしたまま車を降りることもなく、話しかけられたのは約15分後でした。

(追突された男性・20代)

「すぐに来て心配して大丈夫と声かけてくるかと思ったが、いつまでも出てこなく、もしかしたら車の中で何かあったのかなと思った。10分くらいしたら、やっと車から出てきたと思ったら、ずっと電話をしていた。僕に声をかけたのは15分くらいたってから」

現場の目撃者も不思議に感じていたといいます。

(目撃した人)

「(相手は)反対側にずっといて、事故にあった人の方には寄ってこなかった。普通なら、そこは心配するのでないかと疑問に思った」

その後、事故の相手が警察幹部と判明。事故直後の対応に怒りを感じたといいます。

(追突された男性・20代)

「警察の人なので、事故にも慣れている、処理の仕方もわかっていると思う。なかなか対応しくれない。人命を第一優先してくれなかったのは怒りを覚える。なんで、あんなスピードで突っ込まれたのか、モヤモヤして怖い。しっかりと原因を追究して情報をいただきたい」

一体なぜ、このような事故が起きてしまったか。交通事故鑑定人の中島博史さんは異常事態があったのではと推測します。

(交通事故鑑定人 中島 博史さん)

「普通に、ほぼ法定速度で流れている車の後ろに、高速で衝突するのはまれだ。先行していた車(追突された車)に追突した時に減速していないため、完全に見落とし 前の車を意識できていない状態で、(制限速度の)倍速近いスピードで走ってきているということは、何らかの異常事態があったのだと思う」

袋井警察署の丹羽寿弥副署長は、事故の原因を調べるとした上で「けがをされている人にお見舞いをするとともに、職員に対する指導を徹底します」とコメントしています。

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