1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【国会】2025年度予算巡り与野党間で激しい論戦の一方で日米首脳会談控え注文も…課題山積の石破政権

Daiichi-TV(静岡第一テレビ) / 2025年2月4日 16時52分

Daiichi-TV(静岡第一テレビ)

国会では、1月31日・金曜日から2025年度予算について、与野党間で激しい論戦が繰り広げられています。予算案の修正を求める野党に、少数与党の石破政権はどう対応していくのでしょうか。

3日の衆院予算委員会。国民民主党の浅野議員は「年収103万円の壁」の見直しについて、あらためて党が主張してきた178万円が妥当な水準だと主張、また、税収の増加分は国民に還元すべきと石破首相に迫りました。

(国民民主党 浅野 衆院議員)

「経済成長の伸び以上に政府の税収は伸びており、これまで以上に予算案を精査して、税収増を国民に還元してほしい。これが我々の主張です」

これに対し、石破首相は否定的な見解を示しました。

石破首相

「国民にお返しするような財政状況ではない。不足の事態に備え、財政状況を安定させていくことも必要」

「103万円の壁」を巡っては2024年12月、自民・公明・国民の3党の間で「178万円を目指す」と合意書を交わしています。

しかし、先週、衆院本会議での代表質問で、国民民主党の西岡議員が「103万円の壁」について、政府が150万円を上限に引き上げる方向で調整に入ったと一部で報じられたことについて、首相に認識を問いました。

(石破首相)

「政府として検討しているとは認識していない」

この発言に、国民民主党の榛葉幹事長も怒りを露わにしました。

(国民民主党 榛葉 幹事長)

「本当に、このまま123万円で突き進むなら、予算に賛成することはできません」「3党の幹事長合意は重い、総裁が森山幹事長の約束を反故にするのか、森山幹事長の顔に泥を塗るのか」

少数与党である石破政権が年度内に予算を成立させるためには、野党の協力が必要ですが、野党は、政策協議を通じて与党に対し、予算案の修正を迫っています。3日、自民党の森山幹事長は、予算案の修正について報道陣から問われ…。

(自民党 森山 幹事長)

「いわゆる103万円の壁、教育無償化、ガソリン減税等に ついては、政策協議を進めていただいている。予算委員会においても、野党から様々な提案をいただいている」「予算案の年度内成立に向けて、引き続き各党の考えに真摯に耳を傾けながら、丁重な国会運営に取り組んでいきたい。 修正については、その中で判断をさせていただきたい」

こう述べ、予算案修正について否定しませんでした。今後、与党が予算案成立のために、どの政党の、どの政策に歩み寄るのかが焦点です。

一方、国会では今週7日にトランプ大統領と日米首脳会談に臨む石破首相への注文が相次ぎました。トランプ大統領はカナダ・メキシコに25%の関税、中国に10%の追加関税を課すことを決めていて、これに対し、各国は対抗措置をとることを示唆しています。立憲民主党の岡田衆院議員は、日米首脳会談の場で、トランプ関税について「望ましくない」と伝えるべきだと石破首相に迫りました。これに対して…。

(石破首相)

「世界のこれからの自由貿易というものに対して、影響を与えるかということは、我が国としてよく精査をしてまいりたいと思っております」

さらに、石破首相は、「法の支配を力によって突き崩すことは認められないと、日米間で共有するものだ」とも述べました。

課題山積の石破政権、先の読めない展開が続きそうです。

この記事の動画はこちらから再生できます

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください