中国で日系車が好調な理由「値崩れせず、燃費が良く、故障しない」=中国メディア

サーチナ / 2019年6月19日 13時12分

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中国メディアは、中国で日系車がシェアを伸ばしている理由を分析する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

 2018年から中国の自動車市場は低迷を続けているが、日系車は販売台数を伸ばしていて、シェアトップであるドイツ系にも迫る勢いだ。ではなぜ日系車だけがこれほど好調なのだろうか。中国メディアの今日頭条は13日、中国で日系車がシェアを伸ばしている理由を分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日系車がいかに好調かを指摘。5月には、4大日系車メーカー(トヨタ、日産、ホンダ、マツダ)の合計販売台数が前年同期比10%以上の増加だったのに対し、中国の自主ブランドは3割近く減少したと紹介した。では、なぜ日系車だけが好調なのだろうか。

 その理由として記事は、日系車は新技術の採用という面では保守的であるものの、信頼性の高い技術を使用しているため「故障率が低く寿命が長いという利点がある」と分析。これに加え、日系車は全般的に燃費が良く、市場全体が不景気になると消費者も保守的になるため、「値崩れせず、燃費が良く、故障しない」日系車が選ばれるのだろうと論じた。

 また、政治的な理由も関係していると記事は分析。米中貿易摩擦が激しくなるなかで、日中関係は改善してきており、経済面での交流はますます活発になっているため「両国民の感情的対立も緩和され、日系車が売れる良い土台となった」とした。米国車が自身の問題と政治的環境ゆえに落ちぶれていくなかで、価格が日系車よりやや高いドイツ車は米中貿易摩擦の受益者とはなれなかったのだと論じている。

 さらに、保守的だった日系車も最近では新技術を導入していることも理由の1つだと紹介。特に、ハイブリッド車は中国でもますます受け入れられるようになっているという。

 実際、日系車の燃費の良さや故障しにくい質の高さは以前から評価されており、対米感情が悪化する一方で対日感情が改善されていることは要因の1つといえるだろう。反日感情は根強いものの、それだけ理性的な消費者が増えてきているとも言える。中国市場における日系車の快進撃はこれからも続くに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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