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大型航空機を作れずとも、宇宙開発では世界トップ3に入る日本=中国

サーチナ / 2021年8月2日 7時12分

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日本の宇宙開発は、小惑星からのサンプルリターンに成功するなどの成果で世界的に高く評価されている。しかし、航空機製造の分野では世界的に後れを取っていると言えるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

 日本の宇宙開発は、小惑星からのサンプルリターンに成功するなどの成果で世界的に高く評価されている。しかし、航空機製造の分野では世界的に後れを取っていると言えるだろう。中国メディアの百家号はこのほど、「大型航空機を作れない日本が、なぜ宇宙開発では世界トップ3に入るのか」と題する記事を掲載した。

 記事は、宇宙開発の分野で日本は、「はやぶさ」や「はやぶさ2」が輝かしい成果を収めているのに対し、航空機分野では長年開発が行われてきたが、なかなか成果をあげられていないと主張。三菱重工業が研究開発を進めてきた国産初のジェット旅客機「スペースジェット」の事業が凍結となってしまったことを紹介した。

 記事は日本の宇宙開発と航空機製造の分野で競争力に大きな差があるのは3つの理由があると分析した。まず1つ目は「プロジェクトの主体が異なること」だ。航空機製造はあくまでも民間企業が主体だが、宇宙開発は宇宙航空研究開発機構(JAXA)で、内閣府・総務省・文部科学省・経済産業省が共同して所管しており、いわば国が主体と言えると伝えた。そのため、JAXAは日本で最も優秀な科学者を集め、最高の資源を使えるが、民間企業はそうはいかないという違いがあると説明した。

 さらに2つ目として、技術の蓄積を挙げ、日本は戦後、航空機の開発が禁止されていたことで技術の空白があると指摘し、それゆえ海外技術への依存度が高いと強調する一方、宇宙開発では日本独自の技術を多く有しているとした。このため航空機開発には時間がかかるが、宇宙開発では長年の研究の蓄積により基幹技術を掌握しているので、惑星探査の分野では世界トップレベルになったと分析した。

 また記事は3つ目として「資金力」を挙げ、「恐らくこれが最大の要因」だと主張した。航空機開発は民間企業によるものであり、コストの問題は避けられないが、宇宙開発では資金不足の心配は少ないとしている。

 実際には他にも様々な要因があったと考えられるが、いずれにしても「スペースジェット」事業の凍結は非常に残念なことだ。スペースジェットとのライバルとも言われた中国の国産ジェット機「ARJ21」は、2020年に24機を納入しており、この分野では中国に大きく水をあけられた状況となっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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