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埼玉県知事選、大野氏が新人の争いを制して初当選

政治山 / 2019年8月26日 16時50分

 任期満了に伴う埼玉県知事選(埼玉県)は25日投開票され、無所属の新人で元参院議員の大野元裕氏(55)が92万3,482票(得票率47.9%)を獲得し、スポーツライターの青島健太氏(61)=自民、公明推薦=ら新人4人を破って初当選しました。

 当日有権者数は605万2,273人。投票率は前回(2015年)を5.68ポイント上回る32.31%でした。

 埼玉県知事選挙(2019年8月25日投票)投開票結果

大野もとひろ 前参議院議員

埼玉県知事選に初当選した大野元裕氏

 同知事選は、立憲、国民、共産、社民が支援した大野氏と、自民と公明が推薦したスポーツライターの青島氏の事実上の与野党対決となりました。大野氏は、今期限りで退任する上田清司知事の支援を受け、共産党県委員会も自主的に支援するなど幅広く票を集め、野党共闘が功を奏した格好となりました。青島氏には自民党幹部や閣僚が応援に駆け付けたものの、及びませんでした。

 大野氏は埼玉県川口市生まれ、慶大法学部卒、国際大学国際関係学研究科修士課程修了。外務省に入省し、外務省日本大使館専門調査員(イラク、UAE、カタール)、日本大使館書記官(ヨルダン、シリア)、財団法人中東調査会上席研究員、防衛省防衛戦略委員会委員、東京大学教養学部非常勤講師などを歴任。2010年参院選で埼玉選挙区から立候補して初当選しました。

 大野氏が転出したことに伴い、参院埼玉選挙区の補欠選挙が10月10日告示、27日投票の日程で行われます。

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