［栃木］佐野市長選 新人の金子氏が現職を破り初当選、市議24人も決まる

※写真はイメージです

　任期満了に伴う佐野市長選（栃木県）は11日投開票され、無所属の新人で元栃木県議の金子裕氏（58）が2万7752票（得票率52.3％）を獲得し、5選を目指した無所属現職の岡部正英氏（82）、無所属新人で行政書士の高際弘幸氏（64）、無所属新人で元市議の井川克彦氏（64）を破って初当選しました。任期は4月17日から4年間です。

　佐野市長選挙（2021年4月11日投票）投開票結果

　また同日には任期満了に伴う市議選も投開票され、定数24に対し25人が立候補、現職18人、新人6人が当選しました。当選者の平均年齢は60.42歳、党派別では自民3、公明3、共産2、立憲1、無所属15で、女性は1人。任期は4月17日から4年間で、議員報酬は月額42万円（2018年時点、全国市議会議長会調べ）です。

　当日有権者数は9万7228人。投票率は市長選が55.38％、市議選が55.35％でした。

　佐野市は、2015（平成27）年の国勢調査によると、総人口は11万8919人で、人口増減率がマイナス1.92％、平均年齢は47.63歳で全国635位、県内14位です。総務省の「地方財政状況調査」（2019年）では、予算規模は歳入が541億2532万円、歳出が498億9318万円です。