［茨城・水戸市］日本ERIで技術職員の派遣研修を実施

　水戸市（27万3000人）は、技術職員の技術力向上を目的として、16年4月から1年間、指定確認検査機関である日本ERI（株）への職員派遣研修を新たに始めた。日本ERI（株）において長期の行政職員の派遣研修が実施されるのは初めて。

　98年に建築基準法が改正されてからは、行政だけでなく指定確認検査機関（民間機関）でも建築確認検査業務を行えるようになった。その一方で、行政職員が実務を通して能力を向上させる機会が少なくなっているという。

　全国的に耐震偽装問題など様々な問題が発生する中、建築確認検査行政の重要性が注目されている。同市では、指定確認検査機関で職員に多種多様な経験を積ませることで、技術力を向上させ、市民の安心安全につなげていく。

（月刊「ガバナンス」2016年6月号・DATA BANK2016）

＜株式会社ぎょうせい＞