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[山梨県]火山防災職の選考採用試験を実施

政治山 / 2020年2月19日 14時0分

阿蘇山

※写真はイメージです

 山梨県(83万2800人)は、19年度県職員選考採用試験において、「火山防災職」1人を募集し、試験を実施した。近年、全国各地で火山活動が活発化する中、火山の専門知識を持つ人材を採用することで、富士山などの火山噴火の防災対策を強化して地域住民や観光客の安全を守るのがねらい。火山防災職員は20年4月から、県防災局の本庁や県民生活部富士山科学研究所、県土整備部砂防課などにおいて、富士山火山防災対策や防災訓練、防災研修などの業務に従事する。火山の専門知識を持った行政職員の採用は、全国初という。

 受験資格は、日本国籍を有し1984年4月2日以降に生まれた、大学院で火山関係の科目を専攻し、修士課程もしくは博士課程の修了者または20年3月31日までの修了見込者で、文部科学省の「次世代火山研究者育成プログラム」修了者など、火山研究、火山に関するフィールド調査および火山に関する社会防災的な知識などを有する者。2人の応募があり、試験は19年11月30日と12月1日に県庁防災新館で実施。教養試験や論文試験、個別面接などのほか、火山や火山防災に関する知識を問う記述式の専門試験を行った。

(月刊「ガバナンス」2020年1月号・DATA BANK2020)

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