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[静岡県]スマホに信号を送る歩行者支援システムの運用を開始

政治山 / 2020年9月2日 10時0分

スマホ

※写真はイメージです

 静岡県(372万6500人)は、新たなバリアフリー対応型信号機を導入し、歩行者支援システムの運用を開始した。

 この支援システムは「Pedestrian Information and Communication Systems」とも言い、略して「PICS」(ピックス)と呼ばれている。今までの専用端末等を使用した歩行者支援システムをさらに高度化した、スマートフォンを利用するシステムで、信号交差点における目の不自由な人や高齢者の横断支援を行うために、Bluetoothにより信号機からスマートフォンに歩行者用信号の表示色情報等を送信する仕組みとなっている。交差点名や歩行者用信号の表示色を画面表示するほか、音声や振動等で確認することができる。

 PICSを利用するには、「App Store」(iOS)もしくは「GooglePlay」(Android)から、スマートフォンに対応アプリ「信GO!」(シンゴー)をダウンロードする。アプリは無料。目の不自由な人や高齢者に使いやすい仕様となっているが、アプリをダウンロードすれば誰でも利用することができる。現在、JR静岡駅・三島駅周辺で24時間365日利用可能。

 県は、「歩行者空間のバリアフリー化」の具体的取組みとして、音響式信号機や高齢者等感応信号等のバリアフリー対応信号機の設置などの事業を実施しているが、「ピヨピヨ・カッコー」と鳴動する音響式信号機については、静穏な夜間には運用を停止せざるを得ず、その間の目の不自由な人や高齢者の安全確保が課題となっていた。そこでスマートフォンを利用し、いつでも信号情報を提供可能なPICSを開発した。今後は、ナビアプリなどとの連携により、経路や周辺情報の案内などにも、機能が拡張されることを期待している。

(月刊「ガバナンス」2020年7月号・DATA BANK2020)

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