[岡山・西粟倉村]三井住友信託銀行、住友林業と森林信託事業を開始
政治山 / 2020年9月29日 15時0分
岡山県西粟倉村(1500人)は、三井住友信託銀行、住友林業と森林信託を開発し、日本初となる事業を開始した。
村では山主から森林を預かり間伐などを行う「百年の森林(もり)事業」を進めているが、森林所有者の約4割が村外者で、今後も相続で都市部の所有者の増加が見込まれる。その中には、森林管理に無関心で、処分したいと考える所有者もおり、森林の荒廃が懸念されていた。そのため村は、三井住友信託銀行に森林信託導入へ向けた調査を委託し、3月に商品化した。
この森林信託では、(1)山主が三井住友信託銀行(受託者)に森林を預け、(2)受託者は西粟倉村で山林経営を行う百森社に施業を委託、(3)同社は百森協同組合に木材販売を委託し収益を得て、それを受託者と村に分配し、(4)受託者は木材販売収益を山主等に支払うとともに、村に固定資産税を納め、(5)村は百森社に施業費負担金、受託者に信託報酬負担金を支払う――というのが主な流れ。山主は森林整備費用と固定資産税の負担が軽減され、また死亡した場合は受益権の移行で済むため相続手続きが簡便になるのがメリット。一方、村は新しい森林管理のモデルとして期待を寄せている。
(月刊「ガバナンス」2020年8月号・DATA BANK2020)
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