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[三重・いなべ市]「UDフォント」による業務改善について検証

政治山 / 2021年4月24日 6時0分

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※写真はイメージです

 三重県いなべ市(4万5700人)は、包括協定を締結するモリサワと協働でユニバーサルデザイン(UD)フォントの有益性の検証を行った。

 内容は、業務で利用するジャンルの文章サンプルをUDフォントと一般的なOS標準フォントで用意し、どちらとも読み、誤読の回避と読みの速度について検証したもの。

 その結果、UDフォントは全ての世代において、誤読の回避に効果があるとともに、40代以上の世代において、特に読みの速度が上がることが分かった。これにより市では、UDフォントを使用することで内外への情報伝達でのミスの軽減につながり業務の効率化が図られ、労働時間の短縮やコスト削減につながるのではと期待している。

 茨城県行方市、埼玉県三芳町でも同様の検証が行われ、3市町の結果を踏まえ試算したところ、いなべ市ではUDフォント導入での業務改善により年間約700万円の職員人件費削減が見込めるという。

 いなべ市では、UDフォントを全職員の端末に導入して、職員(教職員含む)が作成する通知文や庁内発行物でUDフォントを活用し、市内外へ「伝わる」情報発信及び情報のユニバーサルデザイン化を目指している。

(月刊「ガバナンス」2021年3月号・DATA BANK2021)

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