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[大阪府]農産物のオンデマンド配送の実証実験を実施

政治山 / 2022年1月6日 12時7分

野菜

※写真はイメージです

 大阪府(884万9600人)は、農産物の物流効率化によるフードマイレージの削減を目的に、住友商事と共同で、AIによる効率的なオンデマンド配送をめざす農業関連物流マッチングサービス「CLOW(クロウ)」を活用した集荷配送の実証実験を実施した。農業分野における二酸化炭素排出量の削減に向けた取組みの一つ。

 CLOWは、同社が開発・運用しており、クラウド上で農業者情報を集約して、物流業者とマッチングし、農業者から集荷した農産物を集荷場・スーパー・飲食店等へ配達する。実証実験の集荷エリアは県内の13市町、配送先エリアは、集荷エリアの13市町を含む19市町。集荷配送の流れは、農業者が配送前日

 18時までにCLOWへ集荷配送を依頼し、CLOWが他の貨物と組み合わせたルートを作成して、20時頃物流業者とのマッチング結果を農業者に通知。物流業者が翌日、指定時間に集荷し、その日のうちに飲食店等の指定配送先に配送する。

 実証実験における検証内容は、(1)農業者と物流業者のマッチング率の確認(2)農業者の使いやすさ、満足度の確認(3)配送に際して発生する不具合の確認の三つ。実験に先立ち参加する農業者を募集した。

(月刊「ガバナンス」2021年10月号・DATA BANK2021)

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