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[埼玉・戸田市]抗原検査キットの市内事業所への配付事業を実施

政治山 / 2022年4月12日 22時24分

新型コロナ予防キット

※写真はイメージです

 埼玉県戸田市(14万1000人)は、濃厚接触者となったエッセンシャルワーカー(社会機能維持者)の早期復帰に必要となる抗原定性検査のためのキットの配付事業を1月18日から開始した。

 エッセンシャルワーカーが濃厚接触者となった場合、抗原定性検査等の実施で自宅待機期間を短縮できることになった厚生労働省発出の一部改正事務連絡を受けて実施したもので、入手困難となる可能性がある検査キットを市が確保して配付する取組み。また、希望に応じて一定量の検査キットの常備用としての配付もあわせて行った。市内事業所の事業継続を支援して社会機能の維持を図るのがねらいで、全国市町村初の取組みとみられる。

 対象事業所は、検査キットの配付を希望する事業所で、厚生労働省の抗原定性検査に関するガイドラインや検査キットの説明書等の内容を理解し、検査の実施や結果判定等を行う検査実施管理者を置く事業所。濃厚接触者の従業員に対しては、陽性者と最終接触した日から6日目と7日目に検査し、検査結果が陽性の場合は医療機関を受診させ、両日とも陰性の場合には自宅待機期間は解除される。ただし、10日目までは業務従事以外の外出や通勤時の公共交通機関の利用をできる限り控えるよう指示する。

 体調不良者に対しては、迅速に検査を実施し、陽性者は直ちに医療機関を受診させ、地域での新型コロナウイルス感染症の蔓延を防止するとともに、陽性者の重症化リスクを低減する。従業員の体調管理に対する意識の向上も図っていく。

(月刊「ガバナンス」2022年3月号・DATA BANK2022)

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