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[鹿児島・鹿屋市]電子図書館を通して読書の楽しさを広げる活動を推進

政治山 / 2022年12月16日 11時14分

タブレット

※写真はイメージです

 鹿児島県鹿屋市(10万2200人)は、コロナ禍で図書館の利用者数が減少する中、少しでも多くの市民に本を読む機会を提供するため、10月から「かのや市電子図書館」のサービスを開始した。

 蔵書は、季節のイベントに関する動く絵本、学習補助漫画、鳥の鳴き声を聞くことのできる図鑑、ライトノベルといった中高生向けの小説や雑誌など約1200タイトル。パソコン、スマートフォン、タブレットから「かのや市電子図書館」のサイトにアクセスし、図書利用カード等に記載された利用者IDでログインすると、検索、予約、貸出、返却など各種手続きを無料で行うことができる。学校図書館の貸出カードでも電子図書館を利用できる仕組みは県内初。

 人気児童書100タイトルは人数制限なく同時に利用することができるため、学校の読書時間での活用を期待している。

 電子書籍には自動音声による読み上げ機能を持つものもあり、視覚の不自由な人も利用しやすい。市職員が小・中学校や高校、特別支援学校を巡回し、児童生徒に向けて操作説明を行い周知に努めている。操作説明時、紙の本の面白さと電子図書館の手軽さどちらの良さも伝え、読書の楽しさを広げる活動を行っている。

(月刊「ガバナンス」2022年11月号・DATA BANK2022)

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