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[磐田市]環境に貢献する事業を3段階で評価

政治山 / 2024年9月10日 17時44分

※画像はイメージです

 静岡県磐田市(16万7500人)は、新年度の主要事業における環境価値を明確にするため、環境に貢献する事業を3段階で評価する取組みを行っている。
 市は、2017年度に「第2次磐田市環境基本計画」を策定し、2021年6月には50年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を表明。2022年度に策定した「第2次磐田市環境基本計画後期計画」では、消費エネルギーの削減や再生可能エネルギーの利用促進に関する施策などを掲げ、脱炭素社会の実現に向けた取組みを推進している。

 環境に貢献する事業の評価は、従来の必要性や費用対効果などの予算査定に加え、新たに「環境対効果」指標を盛り込んで、脱炭素につながる「投資」であることを市民や市職員に明らかにするのがねらい。

 2023年度の予算策定時から評価を開始して、市内外に公表している。具体的には、新年度における主要事業のうち、二酸化炭素の削減が見込まれるなど環境に貢献する事業を3段階で評価し、その事業に環境マーク(1~3)を付与している。

 2024年度の主要事業では、以下の事業が環境に貢献すると評価された。
▷環境マーク3の「CO₂が50%程度削減するなど著しい環境効果が見込まれる事業」として、豊岡支所庁舎の整備、消防庁舎の整備推進、向陽学府小中一体校の整備推進、「書かない・行かない」窓口の本格運用
▷環境マーク2の「CO₂の削減が次年度以降も見込まれる又は他課へ水平展開が望める事業」として、磐田市立総合病院にソーラーカーポ-トを設置、省エネ家電買替促進キャンペーンの実施
▷環境マーク1の「単年度においてCO₂の削減が見込まれる事業又は中長期的に確実に見込まれる事業」として、海岸堤防の整備推進、中小企業のDX・脱炭素投資への支援、若者、子育て世帯の移住定住を支援。

(月刊「ガバナンス」2024年4月号・DATA BANK 2024)

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