マニフェスト大賞:応募は8月31日まで!あなたの地道な取り組みこそが、地方から国を変える原動力
政治山 / 2019年8月26日 16時0分
はじめまして。第13回、第14回マニフェスト大賞の実行委員長を務めています、沖縄県那覇市議会議員の前泊美紀です。
今年もマニフェスト大賞は7月1日に応募を開始し、現在も募集中です。8月31日の締め切りを前に、マニフェスト大賞をより多くの皆さまに知ってもらい、全国各地からご参加いただくために、マニフェスト大賞の原点を振り返り、進化するマニフェスト大賞の今をご紹介したいと思います。
地方自治体の議会・首長等や地域主権を支える市民等の優れた活動を表彰するマニフェスト大賞は、2006年に設立されました。第1回には221件だった応募数は現在、2,000件を超え、優れた取り組みが広く知られ互いに競うようにまちづくりを進める「善政競争」の輪が拡がってきています。
数だけではなく、この「善政競争」に参加する地域も拡がってきました。
日本の南の端、沖縄県の那覇市議会議員である私に実行委員長を、とのお話をいただいた際、ならば副実行委員長の一人は北の端、北海道からと、役員体制を組み、全国津々浦々、離島山間部までと、地域から日本を元気にする活動にスポットを当てようと、さらなる取り組みを進めています。
さて、そのマニフェスト大賞はどのようにして始まったのでしょうか。
まじめな議員の励み創設者の一人で第1回マニフェスト大賞実行委員長の伊藤悠東京都議会議員は、「議員の政策が社会に少しでも評価される仕組みづくりをやりたい」と思ったと、政治山「LM推進地議連連載/地方議員リレーコラム『マニフェスト大賞誕生秘話~マニフェスト大賞への思い~』(2012年7月11日)」に綴っています。「最初は『アホ』だと言われ」たとか、「議員が議員を表彰したって笑われる」と言われたとも(詳細は、同コラムをご覧ください)。
そして、苦労の末こぎつけた第1回マニフェスト大賞で、特別賞を受賞した小林華弥子 大分県由布市議会議員(当時)のコメントが忘れられないと言います。
「小さな市議会の中でも、私は独りぼっちの無所属で、誰からも注目されていませんでした。今日、こんな立派な賞をいただいて私、うれしくて。小さな市の私の政策が、この賞を通じて全国に広がってくれればうれしいです」
その言葉に、伊藤都議と共にマニフェスト大賞創設に奔走した松野豊千葉県流山市議会議員(当時)は、涙が止まらず、「全国にはマニフェスト大賞を必要としている議員がきっといることを確信」したそうです。
「マニフェスト大賞は、まじめな議員の励みである」これは一つの原点です。
裾野が広がる。議員だけでなく首長、行政、市民も応募できますあれから13年。地方議会をめぐる環境は変化し、議会改革の担い手も「一人の変わった議員」から「チーム議会」へと移り変わってきています。マニフェスト大賞もまた、それに合わせて進化してきました。
「今改めて振り返ってみると、当時はマニフェスト大賞の存在自体に大きな意味があり、私自身も大きく助けられてきた」と、小林元市議は言います。
その上で、「議員一人ひとりが頑張るための『応援歌』としてのマニフェスト大賞から、市民がもう一度、この国や我が町の自治のあり方を考え直し、民主主義のあり方とその仕組みを最大限に生かし、建て直すためのツールになってほしい。マニフェスト大賞のまた新たな存在意義が求められてくるだろう」と期待を込めます。
現に、マニフェスト大賞は、議員、議会や首長だけでなく、市民、NPO、行政、企業など、様々な主体が参加するコンテストになっており、その裾野は拡がってきています。
地方から国を変えるマニフェスト大賞で「みんなの意識が高まり、周りの期待が大きくなった」「視察が増えて地域活性化につながった」「物事の見方が変わり、議員になるきっかけになった」等、参加者から様々な声が寄せられています。あなたの何気ない取り組みが、キラリと光る原石であったりもします。まずはお気軽にお問い合わせください。
「地道な取り組みこそが、地方から国を変える原動力」
あなたが主役のマニフェスト大賞です。ご応募は気軽にできます。詳しくは、鈴木綾子副実行委員長のコラムをお読みください。ご応募を心よりお待ちしています。
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著者プロフィール
前泊美紀(まえどまり・みき)
1972年生まれ。琉球大学大学院修了(刑法専攻・法学修士)。ケーブルテレビ記者兼ニュースキャスター等を経て、2009年より那覇市議会議員。現在3期目。政党に属さず是々非々の立場をとる無所属の会代表。第10回マニフェスト大賞優秀賞受賞。
前泊美紀公式ウェブサイト
前泊美紀氏プロフィールページ
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