「日本の政治に期待」は5人に1人、改善には若手議員の選出が必要―18歳意識調査
政治山 / 2023年3月24日 19時15分
日本財団は1月から2月にかけて、「国会と政治家」をテーマに54回目の18歳意識調査を実施し、政治に対する関心の度合い、国会・国会議員に対する印象や意見を聞きました。この結果、過半数が「自分の現在または将来に関係のあることだから」などとして政治に関心を示す一方で、今の政治の「不測の事態に対する対応」や「民意の反映」「クリーン度」などを否定的に評価し、国会の現状を過半数が「有意義な政策論議の場となっていない」、6割以上が「若者の意見が取り上げられやすい場となっていない」としています。
その上で今の政治に「期待できる」か、の問いに「そう思う」の回答は5人に1人、残る8割は「そう思わない」と答え、国会をよりよく機能させる方法として、より多くの若手議員の選出やオンラインの活用で政治に対する関心や意欲を高めるよう求めています。
本調査の結果を受けて、日本財団の担当者は以下のように述べました。
「若者の政治不信が顕著となった。過半数が政治や国会への関心を示しているのに、信頼度・政策論議への評価は総じて低い。国会の現状に対する自由記述でも不満の声が噴出しており、次代を担う世代の目線に立った国会運営が求められる。
高齢多選や議員の世襲にも約半数が厳しい目線を向けた。若者の意見が反映されていないとの回答割合が多く『政治から置き去りにされている』という意識が根底にありそうだ。国会改善策の問いでも『より多くの若手議員の選出』の回答が最多だった。
投票のオンライン化といった政府による具体的な制度改革とともに、政治家が若者を含めた全世代を念頭に未来の具体的なビジョンを示すことが、若者の政治参加への意識醸成・投票率向上への鍵となるのではないだろうか」
■18歳意識調査「国会と政治家」の概要
調査対象: 全国の17歳~19歳男女、計1000人
実施期間: 2023年1月27日(金)~2月1日(水)
調査手法: インターネット調査
調査結果: 詳細は以下にて公開中
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2023/20230228-85605.html
■18歳意識調査とは
民法の改正に伴い2022年4月に成人年齢が18歳となり、次代を担う若者の意識を知り、記録する重要性が高まっている。日本財団は選挙権年齢の引下げを受け、2018年10月から全国の17~19歳1000人を対象にインターネットで価値観、政治・選挙に対する態度、社会課題の理解などを継続的に調査している。
「18歳意識調査」のプロジェクトページ
この記事に関連するニュース
-
[社説]政治改革3法成立へ 「穴」ふさぐ議論継続を
沖縄タイムス+プラス / 2024年12月19日 4時0分
-
韓国12.3戒厳令が教える直接選挙による大統領制の負の側面
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月11日 20時0分
-
高校生の息子は将来「政治家」になりたいそうです。あまり意識してこなかったのですが、一体どのような「キャリア」を積んだらなれるのでしょうか? また、年収はどの程度ですか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月7日 3時30分
-
【選挙に立候補するときの供託金は廃止すべきではないのか?】Surfvoteで意見を募集中
PR TIMES / 2024年12月2日 10時15分
-
総勢50人「議員交流会」12月7日(土)・8日(日)に大阪にて開催
PR TIMES / 2024年11月23日 13時40分
ランキング
-
1ひよこ6000羽が死ぬ 鶏舎2棟が全焼 和歌山・日高川町
MBSニュース / 2024年12月21日 14時55分
-
2明日から強い寒気が南下 日本海側山間部で100cm超の大雪も
ウェザーニュース / 2024年12月21日 12時0分
-
3自民・甘利明氏が次期衆院選に不出馬表明 元幹事長、今後は政策実現に尽力
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年12月21日 16時23分
-
4「市長に机をたたきながら激高された」…宮崎・延岡市の百条委アンケートに職員ら6人が実名で回答
読売新聞 / 2024年12月21日 11時8分
-
5橋下徹氏、“103万の壁”騒動で玉木氏に提言も「ズレてるよ」指摘されてきた“部活のウザいOB”感
週刊女性PRIME / 2024年12月21日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください