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LGBTに地方議員らが問題発言

政治山 / 2015年12月2日 20時0分

 LGBTと呼ばれる性的マイノリティーの人々に対する問題発言が相次いでいます。

 口火を切ったのは、神奈川県海老名市の鶴指(つるさし)真澄議員(71)。11月29日に自身のツイッター上で、同性愛者について、「生物の根底を変える異常動物だ」などと書き込みました。

インターネット

 ツイッター上で「ひどい差別、迫害だと思う」といった批判が殺到したため、鶴指市議は約10時間後にツイートを削除しました。鶴指市議は「酒を飲んでカッときた拍子に書いてしまった」「表現に行き過ぎた点はあったが撤回はしない」などと話しているそうです。

 これを受けて、岐阜県技術検査課の30代男性主任がツイッターで鶴指市議を擁護する投稿をしたことが朝日新聞の記事で分かりました。主任は先月29日、神奈川県海老名市議による同性愛批判に「同性愛は異常でしょ」と賛同したそうです。

 一方、東京都練馬区の小泉純二議員(64)は11月30日の区議会本会議の一般質問で、同性カップルに証明書を発行する渋谷区の条例を「男らしさや女らしさ、男女による結婚を尊重し祝福する日本社会の価値観を否定するもの」と批判しました。

 東京新聞によると、小泉区議は「婚姻は次の世代を産み育てること」「同性カップルから子どもは生まれない」などと語ったうえで、「憲法に『結婚は両性の合意のみに基づく』とあり、(渋谷区は)条例制定権を逸脱している」と持論を展開したそうです。

 練馬区は「現実的な施策の効果が不明である」などとして、同様の取り組みをする考えがないことを示しました。

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