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小学生が地元観光マップを手作り作成しスマホでPR――福岡県うきは市

政治山 / 2015年12月11日 11時0分

 小学生が地元の観光マップを手作りで作成し、世界中の人々にオリジナルな地元PRをしようとする取り組みが福岡県うきは市で始まりました。

「うきは観光マップ」を作成する授業の様子

小学生ならではの視点で街の魅力アピール

 音頭を取るのは福岡市博多区に本社がある株式会社リサーチアンドソリューション。アプリを使った社会貢献をしようと、うきは市と共にアイデアを創出しました。

 うきは市立吉井小学校の5年生40人が総合学習で観光について学んだ後、グループ分けして街歩きを実施。街のオススメ観光ルートを小学生の目線でまとめた観光マップを作成します。8グループの中で上位3グループのマップを、スマホ観光アプリ「おさんぽうきは」にアップし、小学生ならではの視点で街の魅力をアピールしようという企画です。

観光名所は自販機と屋根!?

 街歩きをした小学生の間から、「ここの自販機は何が出てくるか分からない」「この店は屋根の植物が風変わり」といった独特の感性がすでに噴出しており、関係者の間では「一体どんなマップに仕上がるのか」と早くも期待が膨らんでいます。

 2月まで総合学習は行われ、小学生がアップされたアプリを使って、観光客や父母をiPadで案内する「ガイド体験学習」も行います。

 同社では「多くの子供たちが地元の魅力を学び、郷土愛を育めるお手伝いをしたい」と話し、教員の間からは「自分たちで作ったものが世界中で見られるという体験が成長につながる」と期待しています。

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