1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 政治

補欠選挙の日程はどうやって決まる?

政治山 / 2016年2月18日 8時0分

 宮崎謙介衆議院議員の辞職に伴う衆院京都3区の補欠選挙(補選)が、衆院北海道5区の補選とともに4月24日投票の日程で行われることになりました。

 衆院北海道5区は町村信孝前衆院議長の死去に伴う補選ですが、死去したのは昨年6月1日。すでに半年以上が経過していますが、補選の日程はどのような基準で決まっているのでしょうか。

カレンダー
※イラストはイメージです

通常は4月か10月の第4日曜に投票

 国会議員の補欠選挙については、公職選挙法第33条の2第2項に規定があります。投票日は特に定めのない場合、議員の死亡や辞職が、9月16日~翌年3月15日(第1期間)に生じた場合、4月第4日曜日の投票とし、3月16日~同年9月15日(第2期間)に生じた場合、10月第4日曜日に投票とすることになっています。

北海道5区補選は訴訟が影響

 北海道5区補選の場合、当初は10月に実施される予定でしたが、前回衆院選をめぐる「1票の格差」訴訟の最高裁判決が11月に言い渡されたため、日程がずれ込んだものです。これは、「選挙無効訴訟が行われている間は当該選挙の補選ができない」とする公選法第33条の2第7項に則ったものです。

 ちなみに参院選が行われる年に限っては、衆院議員の死亡や辞職が3月16日以降だった場合、公選法では参院選と同時に補選を実施する、と定めているので、宮崎衆議の辞職が1カ月遅ければ京都3区の補選は参院選と同日になるところでした。

投票

当選直後に解散されたら?

 衆院補選での当選直後、または衆院比例代表の繰り上げ当選直後に解散されてしまった場合はどうなるのでしょうか。もちろん例外はないので、苦労して手に入れた議員バッジは外さなければならず、補選での当選者は連戦となります。

 松下忠洋金融担当相(当時)の死去に伴い2012年10月28日に実施された鹿児島3区の補選では自民党元職が勝利したものの、11月21日に野田政権が衆院解散したため、在任わずか3週間に終わりました。翌月の総選挙では、補選で予想以上に善戦した新人候補が雪辱を果たし、文字通り「負けるが勝ち」を実践しました。

<株式会社パイプドビッツ 政治山カンパニー 編集・ライター 上村吉弘>

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください