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初の女性事務総長 誕生なるか

政治山 / 2016年4月27日 11時50分

 年末に任期終了する潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の後任を巡り、女性4人を含む8人が立候補を表明し、初の女性事務総長が誕生する可能性があります。

過去の8人は全員男性

 1945年に設立された国際連合(United Nations)の事務総長は、過去8人全員が男性であり、今回は女性の就任を強く推す声があります。また、世界各地から持ち回りで選出する慣例にならい、今回は東欧地域からの選出を求める意見もあります。

歴代の国連事務総長

 事務総長の任期は慣例で1期5年、最長2期10年となっています。特定の国や地域に権力が集中することを防ぐため、常任理事国からは選出されないこと、また概ね大陸や地域のバランスに配慮して選出されます。

今回初めて総会で公聴会開催

 国連憲章97条は「事務総長は安保理の勧告にもとづいて総会が任命する」と規定しています。安保理が推薦する候補が総会の拍手で決まるのが慣例です。

 しかし今回、より透明性の高い選考を求める声が上がり、国連総会(193カ国)で候補8人の公聴会が開催されました。今後も立候補があれば公聴会を開いたうえで、7月下旬から安保理15カ国の投票で選抜して秋までに国連総会に勧告。総会の承認で、来年1月1日に就任します。

菅官房長官「積極的に関与したい」

 日本は現在、11期目となる任期2年の安保理非常任理事国を務めています。ドイツ、メキシコ、インドと組みG4として常任理事国入りを目指しており、常任理事国の拡大に賛意を示す人物を次期事務総長に推したい考えです。菅官房長官は4月13日の記者会見で「選出プロセスに積極的に関与していきたい」と述べています。

<株式会社パイプドビッツ 政治山カンパニー 編集・ライター 上村吉弘>

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