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投票所一番乗りに与えられる特別の任務

政治山 / 2016年7月30日 11時30分

 選挙当日。投票所は特別の事情がない限り午前7時に開きます。この時、最初に投票する有権者には特別な役割を与えられているのをご存知でしょうか。

公正な選挙であることを確認する零票確認

 各投票所の1人目の投票者は、投票所の責任者が開ける投票箱の中を見て、何も入っていないことを確かめ公正な選挙であることを確認する必要があります。零票確認またはゼロ票確認、空虚確認などと呼ばれます。

 公職選挙法施行令第34条に「投票管理者は、選挙人が投票をする前に、投票所内にいる選挙人の面前で投票箱を開き、その中に何も入っていないことを示さなければならない」と定められています。

 自治体によっては、確認に立ち会った投票者に、確認したことを証明する書類に署名したり、時間を記入したりするよう定めているところもあります。

投票箱

期日前投票の場合は初日の一番乗りが確認

 期日前投票の場合は、初日に一番乗りする必要があります。

 選挙区と比例区や、市長選と市議選など、複数の投票箱がある場合は、最初の投票箱を確認した人が2番目以降の投票箱も確認することになっています。

 そのため、2番目の投票箱に別の人が先に投票しようとしても、最初の投票箱を零票確認した人が、次の箱を零票確認するまで待たされることになります。

体験できる人は限られた数…試してみては?

 零票確認をしようと早起きしたはいいものの、先乗りした人がいれば、2回続けて零票確認が終わるのを待っていなければいけない、なんてこともあり得ます。

 体験できる人は限られた数しかいないので、次回の選挙で、ゲン担ぎに試してみてはいかがでしょうか。

<株式会社パイプドビッツ 政治山カンパニー 編集・ライター 上村吉弘>

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