【数字で振り返る統一地方選】前半戦-女性議員3割超は札幌市のみ、全体では13.6%
政治山 / 2019年4月12日 16時0分
7日、41道府県議選と17政令市議選が行われました。統一地方選の前半戦と位置付けられるこれらの選挙には、4460人が立候補し、3289人が当選しました。政府は女性活躍の推進を掲げ、昨年には候補者を男女同数とすることを政党に義務付けた「日本版パリテ法」が成立しています。今回の統一地方選挙前半で、女性活躍はどのように進んだのか、各地の傾向を振り返ります(政治山調べ)。
まず、当選者に占める女性の割合について、道府県議は10.4%(2277人中237人)、政令市議は20.8%(1012人中211人)で、全体では13.6%(3289人中448人)でした。候補者全体では15.4%(4458人中686人)で、男性よりも女性の方が落選する率が高いことがうかがえました。
今回実施された議会議員選挙で女性当選者の比率が高かったのは、道府県では京都府(21.7%)、神奈川県(18.1%)、滋賀県(15.9%)、政令市では札幌市(32.4%)、名古屋市(26.5%)、浜松市(26.1%)でした。
[2019年統一地方選挙]前半戦 当選者の女性比率が高い選挙・低い選挙
反対に女性議員の比率が低いのは、道府県では山梨県(2.7%)、熊本県(4.1%)、広島県・大分県(いずれも4.7%)、政令市では熊本市(10.4%)、広島市(11.1%)、岡山市(13.0%)でした。
全体的に道府県よりも政令市の方が女性議員の割合は高く、熊本や広島など県市ともに女性議員の少ない地域があること、対照的に北海道議選(札幌市東区選挙)では、男性として生まれ戸籍上の性別を女性に変更したトランスジェンダーの候補者が当選するなど、地方議会における性の多様性を実現している地域があることも分かりました。
市区は14日から、町村は16日から始まる後半戦にも注目が集まります。投票日は21日。
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