投票しても無効になる白票の行方

政治山 / 2019年7月20日 12時0分

 選挙に行かない理由を尋ねると、「投票したい候補者がいない」といった声を聞きます。興味がないから投票に行かないのではなく、理由があって投票しないという態度を示す際に、何も書かずに投票する(白票を投ずる)という意見が挙がります。

 また、2014年3月に実施された大阪市の出直し市長選は、当時の橋下徹市長の仕掛けが強引であると批判を受けたことや、主要政党が候補者擁立を見送ったことから有権者の関心が極めて低く、投票率が同市長選としては史上最低の23.59%。また、約4万5000票の白票が投じられたことも話題となりました。

 この白票を投票すると、どういう扱いになるのでしょう?

投票

※写真はイメージです

 白票とは、選挙で何も記入せずに白紙のまま投票した票のことです。有権者が投じた票ですから、投票率にはカウントされます。しかし、投票の効力としては無効となり、「無効投票」として計算されるのです。

 ほかにも無効となる投票があり、公職選挙法第68条に列挙されています。白票以外の無効投票には、どういうケースがあるのでしょうか?一例をご紹介します。

  • 決められた投票用紙を用いない投票
  • 候補者以外の氏名を記載した投票
  • 2人以上の氏名を記載した投票
  • 候補者の氏名以外のことを記載した投票(他事記載)
  • どの候補者について書いたのか確認できない投票 など

 これらの投票は無効投票として計算され、選挙の当落を決める効力はありません。

 一方、当落を決するための票を「有効投票」といい、白票や他事記載の票などの無効投票を除いた票がこれに当たります。候補者の得票数は、有効投票の数なのです。

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