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全国で929選挙が執行、女性候補は15.2%―2022年選挙振り返り

政治山 / 2023年1月12日 10時30分

 政治山で2022年に実施された全国の選挙結果を集計してまとめたところ、国政2、地方927、合計929の選挙が執行され、前年の1012から83減少しました。その内訳を見てみましょう。

 2022年に知事選挙が実施されたのは、投票日順に山口、長崎、石川、京都、新潟、滋賀、長野、香川、沖縄、福島、愛媛、和歌山、佐賀、宮崎の14府県で、都道府県議会の一般選挙は12月11日に執行された茨城県のみでした。

 市区町村で見てみると、455の首長選挙(うち無投票173)、432の議会議員選挙(うち補選・再選挙144、無投票99)が実施されました。

2022年地方選挙の月別執行数

 首長選挙の全国平均投票率は55.60%で、最高は野迫川村長選挙(奈良県・6/5投票)の93.93%、最低は川口市長選挙(埼玉県・2/6投票)の21.67%でした。議会議員選挙は全国平均が55.72%で、最高は伊是名村議会議員選挙(沖縄県・9/11投票)の91.72%、最低は深谷市議会議員補欠選挙(埼玉県・1/23投票)の13.2%です。

参院選は自民圧勝で単独過半数

 国政では第26回参議院議員選挙(改選数124、神奈川選挙区の欠員補充1)が6月22日公示、7月10日投開票の日程で実施されました。その結果、自民党は63議席(改選前から+8)を獲得、単独で改選過半数を確保して圧勝しました。自民党と連立を組む公明党は13議席(同-1)を獲得、自公両党で非改選議席と併せて146となり、岸田首相が目標としていた過半数の125議席を大きく上回りました。

 野党は、日本維新の会が12議席(同+6)と改選前から倍増する躍進を見せました。一方、立憲民主党は17議席(同-6)、国民民主党は5議席(同-2)、共産党は4議席(同-2)と、いずれも改選前から議席を減らしました。社民党は1議席を維持、れいわ新選組は3議席、NHK党は1議席、参政党は1議席を獲得しました。

 選挙区における投票率は52.05%で、過去2番目に低かった前回(2019年)を3.25ポイント上回りました。選挙結果や各種情報・データは特集「参議院議員選挙2022」をご覧ください。

女性候補者の割合は前年比0.8ポイント増

 また、政治山で収集可能だった候補者の情報を調べたところ、2022年の候補者数はのべ7636人で、前年の9339人を下回りました。候補者の平均年齢は59.3歳(前年58.95歳)で、最年少は25歳(8人)、最高齢は91歳(1人)、当選者5764人に限ると平均年齢は60.1歳(前年59.66歳)、最年少25歳(6人)、最高齢は89歳(2人)でした。

 女性候補の数は1090人で全候補の15.2%、うち当選したのは754人で全当選者の14.1%でした(性別非公表のケースを除く)。女性候補者の割合は前年の14.4%を0.8ポイント上回りました。

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