キッチンにはいつもレモン【桐島かれん『KAREN’s』】

サライ.jp / 2019年4月28日 6時0分

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キッチンにはいつもレモン【桐島かれん『KAREN’s』】の画像

桐島かれんさんの葉山の家には夫で写真家の上田義彦さんが丹精している庭があります。そこで実るレモンは、家族中の好物です。

葉山の庭で育った無農薬レモン。実がなっても長い間、木につけたままなので、収穫するときには、大きく育ち過ぎてしまっている気もしますが、香りも風味も最高です。

葉山の庭で育った無農薬レモン。実がなっても長い間、木につけたままなので、収穫するときには、大きく育ち過ぎてしまっている気もしますが、香りも風味も最高です。

キッチンにはいつもレモン
「レモン、ある?」は、わが家の食卓でおなじみの言葉。家族全員、レモンが好きです。葉山の家の庭に、実がなるレモンの木があることで、レモンへの愛は年々高まっていくばかり──。

写真/桐島かれん 構成/高橋亜弥子
葉山の家にあるレモンの木
ある日、夫がバスケットいっぱいのレモンを抱えて、葉山の家から戻ってきました。葉山の家の庭には、10年くらい前に植木市で買ったレモンの木を植えています。しばらくほったらかしにしていたのにもかかわらず、年々大きく立派に育って、近年、多くの実をつけてくれるようになったのです。植えっぱなしですので、もちろん無農薬。ノンワックスの国産レモンを使いたくても、スーパーに置いていなかったり、価格が高かったりする昨今、わが家で収穫できるというのは、なんとも贅沢でありがたい話です。思う存分に無農薬のレモンを使うことができます。

私がキッチンに常備している野菜は、玉ねぎ、青ねぎ、にんにく、しょうがなどいろいろありますが、とりわけ、わが家の食卓の万能選手として活躍してくれているのが葉山育ちのレモンというわけです。焼き魚に大根おろしの代わりにキュッと搾ります。サラダや野菜にもキュッ。唐揚げにもキュッ。えびフライにもキュッ。揚げ物との相性は抜群です。油っぽさがすっきりと軽くなります。子どもたちも大好きで、たまにこれらの料理に添えるのを忘れていると、

「レモン、ある?」

と尋ねられることも、しばしば。

料理におけるもうひとつの酸味の代表といえば酢がありますが、酢に比べると、レモンは爽やかな香りと酸味で、和食にも洋食にもオールマイティに使うことができます。

レモンには殺菌効果があるといわれ、牡蠣やムール貝に搾って食べるのは、貝を滅菌したり、生臭さを少なくするという役割もあるようです。

海の風や気候と相性がよかったのでしょうか。植木市で買った小さな苗が、ぐんぐん生長して、こんなに大きくなりました。毎年、たくさんの実をつけてくれます。

海の風や気候と相性がよかったのでしょうか。植木市で買った小さな苗が、ぐんぐん生長して、こんなに大きくなりました。毎年、たくさんの実をつけてくれます。

どちらかというと料理の脇役的存在と思われがちなレモンですが、実は、主役になるメニューもあります。わが家で大好評なのは、レモンの皮をたくさん使った「レモンクリームパスタ」。果汁だけでなく、レモンの皮をたくさん使って、丸ごとレモンを食べているかのようなパスタなのです。
わが家で好評のレモンメニュー
レモンクリームパスタ
レモンの皮をごく細かくみじん切りにして、レモンの汁も搾ります。生クリームと白ワイン、パルメザンチーズ、塩と粗挽きこしょう、細かくみじん切りにしたレモンの皮とレモン汁を入れてソースをつくります。ゆでたパスタとソースをあえればできあがり。最後にルッコラを入れると、黄色と緑で彩りがきれいです。
おいしいレモンを最後まで使い切るには
レモンの香りや風味は、果汁よりも皮のほうが強く、料理にレモンの皮を使いたいときは、やはり国産の無農薬のレモンをおすすめします。

スーパーで売っているオーガニックのレモンは高級ですから、できるだけ、あますことなく使いたいもの。
私が知っている最大限にレモンを使う方法をご紹介しましょう。

レモンを搾るときは、常温のほうが搾りやすく、たくさん果汁がとれます。冷蔵庫で保存していたときは、しばらく外に出してから。大量に果汁が必要なときは電子レンジでちょっと温めてから搾るのもいいようです。半分に切ったあと、包丁で数カ所切り込みを入れてから搾ると、ギュッと力を入れなくても果汁をとることができます。

果汁よりも皮のほうに、香りと風味があることを考えると、レモンを搾ったあと、捨てずに凍らしておくのもおすすめです。もちろん、長期保存したいときも、丸ごと、もしくは、8等分のくし形切りにしてフリーザーバッグに入れ、冷凍しておくと重宝するはず。1カ月間は保存可能で、焼き魚やローストしたチキンをつくったときに、凍ったまま、おろし金ですりおろしてかければ、レモンの香りと風味がそのまま調味料になります。くし形切りにしたものは、凍ったまま炭酸水と合わせれば、簡単に、すっきりとしたレモンソーダをつくることができます。冷凍してもビタミンCは失われないそうで、暑い季節の疲労回復にもぴったりのドリンクです。
キッチンのお掃除にも使えます
そして、使い終わったと思っても、どうぞまだ捨てないで! 最後はお掃除にも使えるのです。捨てる前に、キッチンのシンクやコンロをこすってみてください。レモンに含まれるクエン酸とリモネンの洗浄効果で、とてもきれいになります。クエン酸は、アルカリ性の水垢などの汚れを落として、リモネンは油汚れに効果を発揮。マグカップに付いた茶渋もレモンの皮や果汁でとることができます。天然ですから、キッチン回りや食器に使っても安心です。

レモンは、国内では広島県や愛媛県が一大産地とのこと。東京近郊では、神奈川県や静岡県の海辺の町にレモン畑があり、レモン狩りができるところもあるようです。いつか、一面に黄色の果実がなったレモン畑を訪ねてみたいものです。
 

表紙

KAREN’s VOL.1 2019/春・夏
桐島かれん LIFESTYLE & TRAVEL
発行/KADOKAWA
定価/1500円(税別)
桐島かれんさんが責任編集のムック『KAREN’s』が誕生しました。巻頭は写真家の上田義彦氏撮りおろしの50ページにわたる「かれん流 ハワイの休日」。後半には、葉山の家の夏じたくなどのインテリアや、スタイリストの金子夏子さんとの「大人のおしゃれ対談」、アート&クラフト、お花、お料理、世界のお弁当事情のエッセイなど、かれんさんからのライフスタイル提案が詰まっており、大人の道先案内となる一冊です。

 
桐島かれん Karen Kirishima
モデル。1964年生まれ。1986年、大手化粧品会社のイメージキャラクターに起用され、脚光を浴びる。1993年には写真家の上田義彦氏と結婚し、四児の母に。ライフクラフトブランド「ハウス オブ ロータス」のクリエイティブディレクター。この春、自ら責任編集をつとめるライフスタイル&トラベルムックの『KAREN’s』を上梓。多彩な領域で活動を続けています。
Instagram@houseoflotuskaren

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