スナック、米菓など5カテゴリーの課題解決へ 菓子卸最大手・山星屋が小売に提案
食品新聞 / 2024年6月14日 13時40分
山星屋は、菓子メーカー担当者と議論を重ね、スナック・米菓・キャンディ・ビスケット・チョコレートの5カテゴリーの課題をあぶり出し解決策を考案。この課題解決策を6月19日と20日に開催される菓子総合展示会「ARISTA FAIR(アリスタフェア)2024」で小売業に向けて提案する。
5月13日、第67回ARISTA山星屋プロス会(プロス会)で猪忠孝社長は「日本市場は人口減少という環境下ではあるが、一人当たりの消費量を上昇させる余地はまだまだ多くある」との見方を示す。
菓子メーカー担当者との議論の場となるプロス会マーケティング部会では、前述の5カテゴリーに分かれて月1回のペースで分科会を開催した。
長(おさ)伸也執行役員商品企画開発本部長は「2023年度(23年8月~24年6月)は、メーカーさま25社のマーケティング部門や営業部門の方にご参加いただき、当社のマーケティング部員を交え、主要カテゴリの活性化をテーマに課題を出し、その解決策を協議してきた」と振り返る。
スナックでは若年層の購入機会の減少とスナック自体の喫食機会の減少を課題に挙げ、子どもへの買い与え機会をより増やすために定番売場に健康系スナックをゾーニングすることや、四半期ごとに「5月30日ジャガイモの日」といった具合に記念日を設定し食機会を創出していくことを提案する。
米菓も若年層の購入機会が少ない点を課題とする。その課題解決策としては、スナックとの対決企画としてスナックとの食べ比べを訴求して買上点数アップを図る。
健康イメージが定着していない点も米菓の課題とし、これについては噛む力の強化が食育につながることをヒントに米菓の食感別堅さチャートの作成を提案する。
新商品が定着しないことと定番売場のマンネリ化が課題に浮上したビスケットの提案としては、対象メーカーの商品を購入することを条件にガチャガチャに参加できるイベントや生活者の食シーンや嗜好に沿ったゾーニングを挙げる。
キャンディは市場と顧客の固定化を課題とし、その課題解決策として堅調に推移するのど飴にフォーカスしてノンシュガーや乳酸菌入りなど近年注目のサブカテゴリをゾーニングする。11月15日の「のど飴の日」の企画提案も用意する。
夏場の需要低下を課題とするチョコレートでは、ヨーグルトとの食べ方を提案。韓国の商品では、ヨーグルトにチョコレートをのせた「ビヨット」が話題になっているという。夏場向けアレンジレシピも提案する。
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