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甘くない、3%缶酎ハイ 「発酵蒸留サワー」9月発売 宝酒造

食品新聞 / 2024年7月5日 13時14分

食事の後に、「家事が残っている」「子どもと過ごしたい」「趣味の時間を充実させたい」。お酒を飲みたいけれど、酔いたくない――。そんなお酒好きユーザーが抱えるジレンマに応えて宝酒造が開発したのが、酎ハイ新ブランド「発酵蒸留サワー」だ。甘くなく、アルコール分3%なのに、お酒を飲んだ満足感が得られるのが特徴。プリン体・甘味料ゼロに仕上げた。

余韻がすっきりとした味わいの「クリア」、爽やかな香りと酸味を感じる「レモン」、ぶどうらしい甘い香りやふくらみが特徴の「ぶどう」の3種類をラインアップ。9月10日より全国発売する。税抜参考小売価格は、350㎖/165円、500㎖/233円。

「缶のRTDを週1回以上飲用するユーザーは約2千490万人、このうちこの需要があるのが950万人と見込む。調査で、甘くなく、お酒を飲んだ満足感を求めていることが分かった。3%で甘くない商品は、当社調べで現市場にはなく、その需要に応えられる新市場創造型商品」(吉田隆裕執行役員商品第2部長)。

低アルコールでも満足感を高めるために、ベースアルコールにこだわった。柑橘の果皮を発酵させて、それを蒸留させた「果皮発酵スピリッツ」を使用。一般的に果皮には独自の油成分を含んでいるため、発酵させることが困難とされている。バイオマス原料をエタノールに発酵させる技術を持つ、ファーメンステーション社と協業したことにより可能にした。

「果皮発酵スピリッツ」と専用開発の「宝焼酎」で満足感ある味わいに

さらに宝酒造の強みである焼酎技術を生かした樽貯蔵熟成焼酎を30%以上使用して、同品専用の「宝焼酎」を開発。

複雑な香りとトップに厚みをもたせる「果皮発酵スピリッツ」と、中盤に厚みを加える専用の「宝焼酎」を組み合わせることにより、しっかりとした味わいの満足感を実現している。

「焼酎は発酵と蒸留の両方の製造工程が必要であり、当社の技術を最大限生かせた面白い商品。商品名もこれに由来したシンプルなネーミングを採用している」(同)。

初年度売上目標などは非公表だが、9月の発売と同時に大々的なプロモーション活動を展開、消費者への認知拡大を図る。

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